できる方法を見つける

あっという間に大みそかになってしまいました。今年一年エージェントゲートをご贔屓いただきまして本当にありがとうございます。2019年が皆様にとってもエージェントゲートにとっても素晴らしい一年であることを祈っております。

エージェントゲートの緑川はミスターポジティブだと書きました。あえてそういう演技をしている部分も多分にあるとは思いますが。なので、やってもいないうちにできない理由を見つけて話をすることを大変嫌います。

何か新しいことをやろうとしたとき、理由を付けてやらないことって仕事じゃなくてもよくあります。「時間がないからできない」「お金がないからできない」「それは誰誰だからできること、自分にはできない」などなど、できない理由なんて考えだしたら無限にあります。何も挑戦せずにできないと決めるのはエージェントゲートでは最もしてはいけないことです。

しかし、いままで100日かけて作ってきたものを10日で作れと言われたら、どうでしょう?やはりそんなの無理って考える方は少なくないはずです。そして、なぜ無理なのかを一生懸命考えて上司に説明することになります。まさに、できない理由を一生懸命、知恵を絞って考えるというマイナスの努力をしています。

できない理由ではなく、どうしたらできるのかという方法を探すことに知恵をしぼりたいものです。マイナスの努力をする時間があるのなら、少しでもプラスの努力(できる理由を考える)ができる組織にしていきます。

意識が行動を支配する

エージェントゲートでは人間の行動を支配する「意識」をとても大事に考えています。今の自分は意識の中でなりたかった自分の姿だともいいます。「こんな自分にはなりたくなかった!!」という方も、中にはいらっしゃるかもしれませんが、いままで人生の選択をしてきた結果として、今の自分が存在していることを考えると、やはり今の自分はなりたかった姿だといわざるを得ません。

自分自身で限界を作ってしまう例えとして「グラスの中の蚤」の話だとか、「鎖につながれた像」の話だとか「透明な板で仕切られた金魚」の話だとか、その手の話には枚挙に暇がありません。自らの意識の中で限界を作ってしまうことで、出来ることすら出来なくなってしまう。そんなことが本当にあるのでしょうか?

エージェントゲートはお金や技術や実績よりも何よりも物事を可能にするのは「出来ると信じること」だと考えています。だから意識を大事にしているのです。

「くまんばち」の話はご存知でしょうか?くまんばちは黒くてずんぐりむっくりの大きなハチです。実は最近まで航空力学では飛べないことになっていました。あの大きな体を、あのサイズの羽では飛ばせることが出来ないというのが専門家の共通の認識だったのです。

しかし・・・くまんばちはごく普通に飛んでます。

専門家が一生懸命研究した結果、出した答えは「くまんばちは自分が飛べると信じているから飛べる」というものでした。学問としては疑問の残る結論ですが、私はこの専門家は機転が利いてユーモアのある方だなと思います。「自分が飛べると信じているから飛べる」そんなことくまんばちが考えているかは誰にも分かりませんが。

「自分を信じる」ことの大切さを気づかせてもらえた気がします。

誰も信じてくれなくても、自分だけは自分のことを信じなくてはいけませんね。エージェントゲートは社員の可能性を徹底的に信じています。

托鉢

托鉢をご存知でしょうか?たまに駅前で茶碗を持ちながらお経を唱えていらっしゃるあれです。私はてっきりお金がなくて困っているお坊さんがお金を寄付してもらってるものだと勘違いしていました。もしかしたら、そう思われている方が他にもいらっしゃるのではないでしょうか?

托鉢はお釈迦様が始めたと聞きました。ある日お釈迦様が弟子たちに明日から托鉢をはじめるので、茶碗を持ってくるように指示します。弟子たちが集まる中、お釈迦様が托鉢の決まり事を説明します。托鉢にはルールがあると、一つ目は何を差し出されても受け取らなくてはいけないということ。もう一つは貧しい家から順番にまわること。でした。

弟子たちは困惑します。貧しい家をまわったところで、自分たちが生きていくのに精いっぱいの人たちが何かをくれるはずはありません。豊かな家から順番にまわれば、きっといろいろなものをもらえるに違いないと。確かに誰でもそう考えるでしょう。弟子の一人がそのことを質問すると・・・お釈迦さまは「托鉢とはいろいろなものをもらえばよいというものではない。貧しい人はなぜ貧しかというと、貧しいがゆえに人に何も与えることができない。人に何も与えないがゆえに永遠に貧困という苦しみから抜け出すことができない」と

つまり、托鉢とは人に何かを与えることによって、受け取ることができるようになるという体験をさせることが最大の目的なのだそうです。なので、托鉢ではお椀にお金を入れたら、こちらがありがとうございます。とお礼を言わなくてはいけません。仕事でも托鉢の考え方は活かしていきたいものです。

同志

私はエージェントゲートの同僚のことを単なる社員だとは考えておらず、「同志」だと考えています。同志とは志を同じくする者のことです。なぜ同志と考えているのかを今日はご紹介します。

エージェントゲートが仲間のことを同志ととらえる理由は、会社の目標の一つに100年企業の実現を掲げているからということがあります。100年といえば、人の寿命を超えています。今の私たちが100年後に事業を推進しているということは現実的にはあり得ないことです。つまり、私たちの想いを受け継いだ、次の世代の人が同じ気持ちで事業を推進してもらう必要があります。それには、単なる自分がお金持ちになりたいというような「欲求/欲望」では、不可能です。私がお金持ちになりたいという欲求を次世代の人が受け継ぐ必要など全くないからです。

私たちが理想とする「多様性を実現し、世の中のそれぞれの人が個性を発揮して働く社会を実現する」という想い。それこそが私たちの存在意義であり、その志が次の世代へと受け継がれていくからこそ、100年続く企業が実現するのだと考えています。

だからエージェントの社員は同僚/社員ではなく「同志」なのです。

ゼロベース思考

数年前に私は大前研一さんが主宰する一新塾という塾に通う機会がありました。その時の学びをできるだけエージェントゲートにも共有したいと思っています。そんな学びの一つに「ゼロベース思考」というものがあります。

ゼロベース思考の話を進める前にアンコンシャスバイアスというものをご存知でしょうか?日本語に訳せば「無意識の偏見」という意味です。世の中全ての人はどれだけ「私は偏見なく公平に人を評価したりお付き合いしています」といっても程度の差こそあれ、必ずこの無意識の偏見を持っています。

たとえば・・・「男性は上昇志向が強く、女性は安定志向」「自動車の運転は男性が上手」「外国人、障碍者と働くのは大変」「高齢者はITが苦手」もし、一つでも「そうじゃないの?」と思ったとすれば、アンコンシャスバイアスがかかっていると言えるでしょう。ただ、そんなに悲観することはなく偏見は必ず存在してます。

しかし、先入観や常識と呼ばれるものは、そうそう意識してなくしたり変えることはできません。しかし、お客様の課題解決を第一に考えるのなら、できるだけ先入観や偏見のない状態で解決策を検討する必要があります。それをゼロベース思考といいます。エージェントゲートではゼロベース思考を実現する方法を・・・多様な人材と話をすることだと定義しています。ジェンダー、年齢、国籍、仕事などできるだけ多様な人と意見交換することで自分の考えに偏りがないかが理解できて、ゼロベース思考が実現できるのです。

トリックスター

エージェントゲートは現在200名ぐらいの組織です。組織には個人の役割が必要になります。今日はエージェントゲートという組織の中で私が自分の役割をどのようにとらえているのかをお話します。

私の組織の中での役割はずばり「トリックスター」です。トリックスターとは神話や物語の中で神や自然界の秩序を破り物語を展開する存在で、賢者と愚者、善と悪、生産と破壊などの二面性を持ちます。有名なトリックスターだと夏の世の夢に出てくるパックや西遊記に出てくる孫悟空などでしょうか。

会社で見たときのトリックスターの役割とはなんでしょう?組織はどうしても人数が増えていくと秩序(ルール)が必要になります。当然、200名の組織ともなれば秩序がない限りうまく運営していくことはできません。しかし、一方で秩序は組織を硬直化させ、柔軟な判断や発想、イノベーティブを産み出せないものに変容してしまいがちです。そこで、トリックスターがある意味その組織をかき混ぜます。組織の規範を破ってみたり、組織に存在する複数部署に介入し今までにやったことのない事例を作り出していきます。

もちろん、他のメンバーからすれば非常に厄介なことでもあり、困った存在です。周囲からは「ちゃんと決められていることを守れよ」とか「面倒なことをいってきたな」と思われているんだろうなと感じつつ・・・自分の役割はそれなんだと信じて、これからもやり切りたいです。

NO2の役割

エージェントゲートのNO2はTOPである緑川とは役割分担がしっかりできている管理部門のM執行役員です。もともとは洋菓子の会社を経営されていたのですが、震災の被害を受けて会社を整理され、起業する前に同僚だった緑川の誘いで、今、一緒にエージェントゲートを引っ張っています。

会議では緑川の考えに対して誰よりも疑問を呈し、意見していきます。なので、ぶつかる姿も正直、目にします。本当にそれでよいのか。そうじゃないのではないか。人それぞれに考えがあるとは思いますが、私はNO2の最大の役割はTOPの考えに対してきちんとモノが言えて、いざ納得したらその内容をかみ砕き、組織に伝達することだと考えています。それが実践できるMを尊敬しています。

また、緑川はものすごい推進力で前に前に組織を引っ張りますが。それを立ち止まらせてくれたり、時には少し立ち戻らせてくれるのはMだけです。バックギアは後ろに進んでいくためにあるのではなく。方向を転換し、再び前に進むための機能なんだと教えていただいた気がします。

今一緒に仕事ができることを誇りに思います。いつもありがとうございます。

バッドニュースファスト

エージェントゲートの行動規範の中に「問題はできるだけ早く報告する」という言葉があります。誰だって、よい報告は真っ先にしたくなりますが、悪い報告はできることなら自分だけで処理したい、報告はしたくないというのが本音でしょう。でも、悪い報告が遅れれば遅れるほど、どうにも収拾がつかなくなってしまうものです。

どうすれば具体的にバッドニュースファストは実現できるでしょうか?理屈はわかっていたとしても悪いニュースを、自分で何とかしようとせず、真っ先に報告するというのはなかなか難しいものです。エージェントゲートでは悪い報告を受けた上司はできるだけ褒めるということを実践しようとしています。

悪い報告を受けて褒めるって、悪い報告を真っ先にするのと同じぐらい難しいですよね?思わず「なに?!」ってなっちゃいますしね。もちろん、内容については怒るべきところはしっかり怒って、再発防止の対策などを吟味する必要があると思います。ここで褒めるのは、真っ先にバッドニュースを報告してくれたことに対してです。「よく今のタイミングで言ってくれた、ありがとう」「この時期に言ってくれて助かった、今ならなんとかできるかもしれない」という感じです。

人間は怒られたことは行動が抑制され、褒められると行動が強化されます。つまり、報告した時に怒れば、報告しなくなっていきます。報告してくれたことを褒めることで、また報告してくれるようになるということですね。意識して続けていこうと思います。

努力は夢中には勝てない

エージェントゲートではMUST(しなければばならない)よりもWILL(したい)を大事にしていると以前の記事にも書きました。仕事はやらされるのではなく、自らやりたいと思えるようなマネージメントを心がけています。

「努力は夢中には勝てない」とは私の大学の後輩、ハードルで有名な為末大選手の言葉です。「これを知るものはこれを好むものに如かず。これを好むものはこれを楽しむものに如かず。」という言葉も有名ですね。為末選手は本当にストイックで徹底的に自分を追い込み練習する努力家です。しかし、その努力では心からハードルを楽しんでいる選手には勝てないということを実感してこの言葉が出てきたようです。

子供のころ私は円周率を100桁ほど暗記していました。テレビでよく新幹線の駅名を全部暗記している子供なんかもでてきます。なぜそんなことができるのでしょうか?それは、純粋に覚えることが楽しいからです。大人に円周率を覚えるように指示をすると「なぜ、そんなことをしなくてはいけないのだろう?」「円周率を覚えると何かいいことがあるの?」とその必要性に理由を求めます。だから覚えられないのです。子供は円周率を覚えること自体が楽しいので、理由など必要ありません。だからどんどん覚えてしまうのです。

子供の気持ちで仕事を楽しめとまではいいません。もちろんそこまで純粋に仕事を楽しめるのならそれに越したことはないですけど。でも、そんな気持ちをどこかには持てるように心がけたいものです。

弱みを転じて強みとする

エージェントゲート代表の緑川は営業の天才です。数多くの営業マンを見てきましたが、彼ほど人の懐に入るのが上手で、相手の悩みを引き出せる人間はそうはいないと断言できます。なぜ、人は緑川のことをそこまで受け入れてしまうのでしょう。

一つの特徴として、自分の弱みも相手に裸になってさらけ出してしまうということがあるように私は思います。例えば、何か自分の知らないことが話題になったとします。でも、なかなか「知らない」「わからない」とは言い出しにくいものです。ましてやそれが経営者といった社会的地位のある人間であればなおさらです。皆さんもそんな経験があるのではないでしょうか?

しかし、緑川は素直に「それは知らない、是非教えて欲しい」ということができます。例えそれが年下の人間であっても、部下であってもです。まさに「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」というやつです。頭では理解できていても、やはり恥ずかしさがあって聞けないものですけどね。

そうした自分の弱い部分も含めて相手に見せてしまうことのできるところが、逆に営業マンとしての強みにできているのではないでしょうか。弱みを転じて強みとする、長所伸展の考えを彼自身が先頭で体現してくれています。