WILL

エージェントゲートではMUST(しなければならない)よりもWILL(したい)という言葉を大事にしています。もちろん目標などは存在するので会社としてしなくてはいけないことは存在します。が、指示を受けて、義務でやらされている仕事って本当につまらないですよね。疲労は溜まるし、成果も出ません。

皆さんは学生のころ得意な教科や苦手な教科ってありましたか?私は本を読むのは大好きでしたが、物理は大っ嫌いでした!!物理の勉強は5分すれば眠くなり、何も頭に入ってきませんでしたが。逆に徹夜で本を読んでも、疲れはしますが、もっともっと本を読みたくなったものです。そう、仕事でも仕事じゃなくてもやらされていることって人のモチベーションを下げ、疲れてしまいます。逆にやりたいことならどれだけ頑張ってもますますモチベーションは高まり、疲労は心地よいものになります。

エージェントゲートのマネージャー陣は部下に「こんなことがあったのですが、どうすればよろしいでしょうか?」と質問された際に必ず言わなくてはならない一言があります。それは「君はどうしたいと考えているか?」という質問です。マネージャーですから、もちろん質問に対する回答は経験値から持っています。しかし、その正解よりももっと大事なこと・・・それは自分はどうしたいのかということだからです。もしこの質問をしたときに自分なりの答えを持っていない場合怒られてしまいますが、答えが間違っていたとしてもそれは怒られません。

これからもエージェントゲートではWILL(意思)を大事にしていきます。

成果の法則

尊敬する経営者の一人に船井総研の船井幸雄さんがいらっしゃいます。船井さんの書籍はほとんど読みました。たくさんの学びがありましたが、その中に成果の法則について書かれている部分があったのを記憶しています。厳密には「成果と意識の法則」とでもいうのでしょうか。

仕事の成果については以下のような法則があるというものです。仕事は指示を受けて、やらされている場合の成果を1とした場合。なぜその仕事をやらなくてはいけないのか?つまりその仕事の意味を正しく理解すると成果が1.6倍になると船井さんは言ってます。上司の指示あるいは先生の指示でトイレの掃除をした場合、なんで俺がトイレ掃除なんてしなくちゃいけないんだ・・めんどくさいな。と思ってやる場合の成果が1なら。トイレがきれいなら働く仲間やいらっしゃるお客さんがトイレを気持ちよく使うことができて、生産性が高まるから自分はトイレを掃除している。と思ってやれば成果が1.6倍になるということですね。

さらに言えば・・・自ら進んでやった場合はその1.6倍=2.56倍に成果はなるようです。指示されていやいややる:やる意味を理解してやる:自ら進んでやる=1:1.6:2.56ということですね。

エージェントゲートではできるだけやりたいと思う仕事をやるようにしています。そう聞くと生意気に聞こえますが、なぜならやりたい仕事だからこそ、自ら進んで取り組むことができ、それがお客様への成果につながるからに他なりません。

ブランディング

エージェントゲートのクリエイティブチームでは企業のブランディングを行っています。ブランディングという言葉はよく耳にしますが、実際どんなことをするのかはなかなかご理解いただきにくいものです。

私が小学生のころ国語の授業で大岡信さんの「言葉の力」という作品を読む機会がありました。そこにはこんなことが書かれています。ある日、作者が旅行中に桜色にきれいに染められた手ぬぐいに出会います。桜の染料でこんなにきれいに染まるものなんだと感心しながら、店員さんに「桜の花びらでこんなにきれいな色がでるんですね?」と質問します。すると店員さんは、「いえ、これは実は桜の木の皮を煮詰めた染料で染めるんです」と教えてくれます。

桜の木の皮といえば・・あの茶色でごつごつしたとてもピンクとは程遠い色です。でも、その皮を煮詰めていくと花びらと同じかむしろ花びらよりも美しいピンク色の染料ができるのです。つまり、桜の木というのは私たちが目にする花びらだけではなく、枝や幹も含めて・・木、全体でピンクに染まっているのです。

企業でいえば、目に見える花びらとはロゴマークやウェブサイト、会社案内といったものになります。もちろんそれは企業の顔となるものです。しかし、ブランディング的にいえば、そこだけがピンクになっているだけのでは意味がなく、木や幹である人事評価、教育制度から営業の話し方、電話の受け答えに至るまで全てのものがピンク色になってなくてはいけないということです。

エージェントゲートの行うブランディングとはそういったお手伝いをすることなのです。

信頼する

会社は組織です。人が複数集まればそれは組織と言えるでしょう。エージェントゲートは現在250名の仲間がいる組織です。エージェントゲートが組織の運用で大事にしていることの一つに、「信頼」があります。相手がどうかではなく、まずは自分がどうかを考え、相手を信じるということです。

ある本にF1ドライバーの中野信治さんの話が書いてありました。中野さんは世界三大レースのすべてに出場したことのあるただ一人の日本人です。若い方はあまりご存じないかもしれませんね。中野さんは文化や言葉、宗教など全てがバラバラの人たちが集まる組織の中で最も大事なことは「相手を信じきること」だと書いていました。言葉や文化の違いなど何の問題もないそうです。

その中野さんがあるレースで車と一緒に炎に包まれてしまったことがあります。ガソリンタンクが閉まっていなかったというスタッフの初歩的なミスでその大事故は起こってしまいました。燃え盛る炎の中ではシートベルトも外すことができず、誰もがもう駄目だと思いました。助けられるときは、グローブを外すと手の皮も一緒に剥がれてしまったそうです。

その時のスタッフの気持ちを想像すると胸が締め付けられそうです。自分のミスで仲間の命すら奪ってしまうところだったのですから。

傷が癒え、彼がチームに戻ってきたとき、チームのメンバーに言った言葉があります。スタッフはどんなことを言われても仕方がないと覚悟をしていたに違いありません。が・・・たった一言だけ「次のレースはこのチームで絶対に勝とう」とだけ言ったそうです。その時のメカニック達の感動は容易に想像できます。命すら奪ってしまうほどのミスをしてしまった自分たちを信じきってくれている。そのことがどれほど勇気を与え、チームに力を与えたか分かりません。

300キロを超えるスピードでコーナーに突入するF1の世界で、少しでも仲間を疑っていては勝負にならないのでしょう。エージェントゲートでも仲間を信じ切ることで、それぞれの能力を全部出し切りたいと思います。

比べるのは昨日の自分

エージェントゲートではダイバーシティー(多様性)を非常に重要視しています。人にはそれぞれの持って生まれた能力、後天的に身につけてきた能力があります。その個性も能力も適性も100人いれば100通りあります。それぞれ異なる資質を伸ばしていくのが会社の本来の教育だと思うのです。

多様性を認め、それぞれの資質を伸ばすということは・・・人と比べないということにもつながります。エージェントゲートでは誰かと比べるのではなく、昨日の自分と比べてどうなったのかというところに目を向けていきます。常に昨日の自分と戦って、今日の自分が勝者であろうと努める姿勢を持ちます。

ライオンは空をとぶ鷹を見て「なんで俺は空を飛べないのだろう」と悩む必要はないく、鷹は海を泳ぐクジラを見て「なんで僕は泳げないんだろう」と頭を抱える必要はありません。先日もあるメンバーと食事をしているとき「自分に自信が持てない」という話がありました。その彼も彼女も素晴らしい能力を持っているのに・・・二人とも世界に一人しかいない存在で、ものすごい可能性を持っている人材であることを信じて欲しいと伝えました。

他人との比較の中でしか自分の能力を測れないと自分の基準を持つことができません。自分の基準が持てないと周りばかりが気になってしまうものです。人との勝ち負けを考えるのではなく、それぞれの資質を認め合い助け合った方が、新しいものを作り出せるに違いありません。

長所と短所

人間はそれぞれに個性があります。エージェントゲートの目指しているダイバシティーの考え方とは、世の中の全ての人がその個性を活かして働くことにあります。それこそ、タレントマネジメント事業なのです。

個性を活かすには、まずその人の長所を見つけることが前提になります。ところが、この長所を見つけるというのがなかなか難しいことですよね。長所は意外と見つけにくく、短所は本当に目にとまりやすいものです。でも、人を見て、長所を見つけてそこを伸ばしていくことができる人物と私は一緒に働きたいと考えています。

長所が見つけられずに、人を褒めることができない人は思い切って短所だと感じる部分を褒めたらどうでしょう?何を言っているんだ。短所を褒めてどうすると言われそうですけど・・・基本的には短所と長所は表裏一体。短所は長所に通じます。表現を変えるだけでよいのです。

短気な人には決断力があるよねと、優柔不断な人には思慮深い人だよねと、いい加減な人には大胆だねと。

マラソンランナーの宋兄弟は短距離がめちゃめちゃ遅かったみたいです。でも、短距離走は無理でもマラソンでは世界的なランナーになりました。宋兄弟のお母さんは子供たちが運動会の100メートル走でびりになると「走るのが遅いわね」と言うかわりに「あなたたちには100メートルは短すぎるわね」と言ったそうです。

見方を変えて長所を伸ばす。エージェントゲートの教育はそういう方法で行っていきます。

目標達成の第一歩とは?

エージェントゲートには3つの部署があります。タレントマネージメントを行うヒューマンネクスト事業部。広告事業を行うアドネクスト事業部。ウェブサイトをはじめとするデザイン~開発を行うクリエイティブネクスト事業部。それぞれに目標があり、メンバーはその目標達成に向けて日々努力をしています。

恐らくそれは、どの会社でも同じでしょう。目標達成をするためにまず大前提として必要なことに「達成できると強く信じる(思う)」ということがあります。経営の神様である松下幸之助さんが晩年にいろいろなところで講演を行っていた時、よく「ダム式経営」のお話をされていました。ダム式経営とは例えばリソースの100%ではなく80%の稼働でも利益が出るように余裕をもって経営を行うという魔法のような経営方法です。

講演が終わって、ある経営者が松下幸之助さんに「ダム式経営なんてできるのは松下さんが大企業だからではないか、私のような中小企業がダム式経営をするにはどうしたらよいのか?」と質問します。その気持ちはとても分かります。その質問に対して松下さんは「どうしたらダム式経営ができるようになるのか、方法論は私にもわからない。しかし、そうなりたいと強く思うことが重要だ」とお答えになったようです。

もう、相当のおじいさんでしたし、正直、会場ではなんのこっちゃという反応だったようですが。その答えを最前列で聞いていたのが京セラの稲森会長で、その答えに雷に打たれた思いだったようです。できるようになるには、まずはそうなりたいと強く思うことが重要である。目標達成はまずここから始まるのでしょう。

自発的に学ぶ

エージェントゲートには今年入社の新卒さんが3名存在します。ようやく独り立ちして、ちょっと緊張しながらお客さんと接している姿を見ると、初心を忘れてはいけないという気持ちになりますね。

新卒さんは入社するとまずは研修を受けます。私ももちろん受けました。午後の研修なんて眠くて大変だった記憶があります。こうした研修をはじめとする社員教育はおおよそ「行動主義」という考えをもとに行われています。つまり、学習とは行動を変容するものと定義するということです。行動を変えることこそ「学ぶ」ことだという考えです。

飴と鞭の実験が有名ですね。ある行動が正しければ「報酬」を与え、間違っていれば「罰」を与える。すると、報酬を与えられた行動は強化され、罰を与えられた行動は回避されます。こうした賞罰によって行動を変容させることが「学ばせる」ということです。

行動主義における主導権は教える側にあります。賞罰の条件なども基本的には教える側にあり、学ぶ側はきわめて受動的です。午後の研修が眠くなってしまう原因はここにあるのではないかと言う気がしてなりません。もちろん、子供や新入社員には、こうした教育も必要だと思います。が、基本的には大人の教育はもっと「自分主導型」であるべきではないでしょうか?自分が興味を持ったものに対して、自発的・能動的に学ぶということです。

その場合、教える側は教育者ではなく「学習援助者」になります。あくまでも自発的に学ぶ人をサポートするということです。

社会人になったら強制的に勉強するのはなく、自発的に勉強するようになって欲しいなと思うのです。学ぶ本人が楽しいだけでなく、教えられるのと、自ら学ぶのとどちらが成果が出るか・・・結果を見るまでもないですね。

個性とは何か?

エージェントゲートは一人一人が個性を発揮していきいきと輝ける社会を実現することを目標にしています。では、そもそも個性とは何でしょう?髪の毛を赤く染めることが個性でしょうか?腰からやかんをぶら下げることが個性でしょうか?

ブランディングの師匠からはこんなことを教わりました。「個性というと人と違う奇抜なことをすることのように勘違いしているかもしれないが、そうではない。クリエイティブはまず模倣から始まる。そのためにもまずは自分が目標としてこんな風になりたい、こんなものを作りたい、という師を見つけなくてはならない。そしてその師の作品を真似て真似て、徹底的に真似たとき。それでも似てない部分が出てきてしまうはずだ。その、真似ようとしても違う部分・・それが君の個性だ」と。

それまで、どうやったら個性的なアイデアが出せるのか。人と違うことをしなくてはいけないという焦りばかりでしたが、ものすごく楽になったことを覚えています。世の中のすべての人がそれぞれの個性を発揮できる社会にしたいと思います。

内発的動機付け

エージェントゲート代表の緑川とよく食事に行くのですが、その都度感じることがあります。それは「内発的動機づけ」の重要性です。仕事に打ち込む理由は「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」があるのは皆さんもよくご存じの通りです。

地位や年収にこだわるのは外発的な動機だし、やりがいや好みで頑張るのは内発的な動機と言えます。多くの人はもちろんそのバランスの中で仕事をしていることでしょう。「やりがいは大事だけど、生活もあるしある程度のお金も貰わなくっちゃいきていけない」当然のご意見です。

でも、人によってどちらが大事なのかは違います。皆さんはどうでしょうか?両者の違いは一体何でしょう。外発的動機を重要視する人はゴールを大事にします。一方で、内発的動機を重視する人はプロセスを大事にします。それが大きな違いではないでしょうか?

働いた結果もらえる地位や名誉、給与は一つの結果(ゴール)です。プロセスを大事にするということは・・・つまり働くことそのものを大事にするということです。仕事そのものが好きってことですね。

いろいろな考え方があるので、私にはどちらが良いのかと結論は出せません。しかし、ひとつ言えることは、成功と幸せは必ずしも一緒ではないということです。ビジネスで成功した人でも自殺してしまう人もいますし、まだまだ、小さなな事務所でも、とってもいきいき働いている社長さんもたくさん知っています。そういう意味では結果だけですべてが判断されることには違和感を感じます。

緑川は「仕事が大好き」だと言い切ってしまう社長の代表と言えます。私はたまに躊躇する時がありますけどね・・・そんな一言を聞くたびに仕事の結果ではなく、仕事そのもの(内発的動機)を好きになることは自分の中で幸せに近づくことなのではないかと思うのでした。。。