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上手くアピールできる志望動機の書き出しとは?【具体例つき】

新卒の就職活動や転職活動では、履歴書やエントリーシートなどの応募書類で「志望動機」が問われることが多くあります。

dodaの「履歴書の記載内容のうち最も重要視する項目」のアンケート結果によると、「志望動機・志望理由」と答えた人は、全体の23.3%で2番目に多い回答となりました。

上記からわかるように、履歴書を書く上で力を入れるべきは「志望動機」です。企業には大量の応募書類が送られてきます。

そのため、読み手である採用担当者は、その大量の応募書類を一枚一枚じっくり読む時間がありません。志望動機の「書き出し」が良くなければ目を通してもらえず、不採用になってしまう可能性もあります。

今回は、読み手の目に留まりやすい志望動機の書き出しのポイントや、具体例を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

志望動機の書き出しのポイント

志望動機の書き出しを考えるにあたって、4つのポイントをご紹介します。

結論から書く

志望動機は、結論から書くことで読み手に何を伝えたいのかわかりやすくなります。

結論を後回しにすると、最後まで読むまで何を伝えたいのか分からず、読み手の印象に残りづらくなってしまうのです。

また、書き手側にもメリットがあります。結論から書くことで話の軸がはっきりし、論点がブレずわかりやすい文章を書きやすくなります。

志望動機の書き出しには、結論から書くことを覚えておきましょう。

質問への回答を書く

質問に対する回答を書くことを徹底しましょう。志望動機の欄というのは、「志望動機を教えてください」ということを聞かれています。

それなのに、質問と答えが一致しないないことを書いて論点がずれてしまうことがあります。

たとえば、「~だからです」「~という点に惹かれたためです」など、相手に志望動機をわかりやすく伝えることが大切です。

自分の伝えたい思いが先行して、結局何が言いたいのかわからない文章にならないように気を付けましょう。

企業が求めるものを意識する

企業によって求める人材は異なります。どんなに熱意ある文章を書いたとしても、企業の求める人材と違っていれば、採用は難しいでしょう。

「入社後、社員の一員として一緒に頑張ってくれそうか」「会社と同じ方向を向いて仕事をしてくれそうか」という部分を知るためにも、企業は志望動機を聞いているのです。

企業が求める人物像をリサーチし、共通点をアピールできるようにしましょう。

簡潔に書く

履歴書の志望動機は150~300文字が目安とされており、長くても400字以内にまとめるようにしましょう。長い志望動機は読みにくく、伝えたいことが伝わりません。

企業の採用担当者は、多くの応募書類に目を通す必要があるため、読み手にわかりやすく簡潔に伝えられるかどうかはとても重要です。

POINT

志望動機の書き出しポイントは、「結論から書く」「質問への回答を書く」「企業が求めるものを意識する」「簡潔に書く」の4つを意識しましょう。

志望動機の書き出しの具体例

志望動機を書き出す際に参考になる4つの書き方と、それぞれの具体例を紹介します。

タイトルをつけた場合

志望動機の書き出しにタイトルをつけることで、読み手は何について書かれているのか把握した上で本文を読むことができます。

タイトルは、本文の内容を簡潔にまとめ、興味を惹くようなものを考えましょう。たとえば、「お客様を第一に考える社風に共感したから」「実力主義の環境で成長したいと思ったから」などです。

長々としたタイトルでは、読み手に伝えたい内容を分かってもらえない可能性があるので、注意が必要です。

<具体例>「貴社のブランドは、お客様へのトータルコーディネートができるから」
私が貴社を志望した理由は、洋服だけでなくシューズや小物、雑貨まで幅広く商品を扱っていることから、お客様へのトータルコーディネートが可能だと考えたからです。
私は、○○服飾店にて○○年間働き、接客や販売について学びました。ディスプレーの飾り方やVMDについて学んでいくうちに、シューズや小物も含めた提案をお客様にしたいという思いが強くなりました。
貴社の○○という取り組みは、トータルコーディネートができ、お客様により喜んで頂けるものと確信しております。今までの経験と学びを活かし、トータルコーディネートを通して貴社の売り上げ拡大に貢献したいと思い、志望しました。

結論から書き出す場合

結論から書くという方法は、タイトルをつけることと同じ効果があります。結論を始めに伝えることで、読み手に内容がわかりやすくなるメリットがあります。

文章は、結論を後回しにすればするほど、何を伝えたいのかわからなくなってしまう可能性が高まります

<具体例>輸入車という新しい分野で挑戦したいと思い、貴社を志望しました。
私は国産車のディーラーで○○年間営業職に従事し、貴社がメイン顧客としている経営層の方々と何度も取引をしてきました。取引の際に学んだ業界に関する課題や知識は、輸入車という新しい分野でも活かすことができると考えております。
また、学生時代にTOEIC900点を取得しています。英語力を活かし、将来的には関連企業とのやりとりも担当していきたいと思っています。

スキルを強調する場合

「自分ならその企業で力を発揮できる・活躍できる」ということを、自分のスキルや実績を根拠に伝えられると説得力が増します。

スキルや実績を書く際には、ただの自慢になっていないか確認し、「企業でどう活かせるか」「どんな風に貢献できるか」を書くようにしましょう。

<具体例>私は、○○病院で○○年間看護師として従事してきました。看護師としての経験を活かし、貴院の緩和ケアでも活躍できるのではと思い応募させていただきました。
これまで看護師として働いてきた中で緩和ケアに強い興味を持ち、緩和ケアで有名な貴院で働きたいと思っておりました。
患者さんの痛みや苦しみに寄り添い、患者さんの立場に立って考え続けられるよう日々取り組んでまいります。ぜひ、面接の機会をいただきたく思います。

未経験の仕事に挑戦する場合

未経験への転職の場合、経験がない分志望動機には熱意や意気込みを書くことがとても大切です。今までの経験やスキルを書く際には、これから転職する職種に関連づけて伝えるようにしましょう。

<具体例>前職は、スタートアップ企業で営業として従事してきました。Webの新規事業立ち上げに関わり、Webマーケターの業務を見る内に売上に与えられる影響力の大きさを実感し、マーケターとして経験を積みたいと考え、転職を決断しました。
未経験ですが前職でセミナーの企画立案を行った経験は、Web広告の企画や運用業務でも活かせると考えております。
新規開拓営業の際に培った行動力や事業の立ち上げ経験なども活かし、積極的に取り組みます。ぜひ、面接の機会をいただきたく思います。

志望動機の書き出しのNG例

志望動機の書き出しのNG例を2つ紹介します。

フォーマットの文章は避ける

インターネットに載っているフォーマットの文章を、そのまま使うのは避けましょう。

たとえば、「貴社の社風に惹かれました」「貴社の○○という理念に共感しました」という文章をよく見かけるのではないでしょうか?

しかし、これをそのまま記載するだけでは、なぜ共感したのか具体的な根拠がわかりません。漠然とした言葉では、本気度を感じ取ってもらえないでしょう。

また、きっかけやエピソードなどを交えて、自分ならではの志望動機を考えることで他にはない個性をアピールすることもできます。漠然とした言葉ではなく、具体的なオリジナリティのある文章を心がけましょう。

ネガティブな表現は避ける

志望動機を書き出す際には、できるだけポジティブな表現を使いましょう。あからさまにネガティブな言葉を使うことはあまりないでしょう。

しかし、ネガティブに捉えられてしまう表現を使ってしまっていることは多々あります。

たとえば、「学ばせて頂きたい」「貴社で成長したい」という表現は、謙虚さや真摯さのアピールとして使う人もいるでしょう。

しかし、「自分のことを育ててほしい」といった企業頼みで他人任せな印象を与えてしまう可能性があります。

また、前職の待遇や業績に対する不平不満を書くのもやめましょう。「前職の○○会社が営業不振となったため…」「前職の○○企業はチャレンジする場が少なく…」など、前職を引き合いに出してしまうとネガティブな印象を与えてしまいます。

言葉だけでなく、表現もネガティブになっていないかしっかり確認しておきましょう。

POINT

志望動機の書き出しでは、フォーマットの文章やネガティブな表現は避けることを心がけましょう。

まとめ

志望動機の書き出しのポイントや具体例、志望動機の書き出しのNG例など紹介しました。

何百通と書類に目を通さなければならない採用担当者にとって、書き出し部分を意識することは興味を持ってもらえるかどうかの鍵となります。志望動機を書く際は、書き出し部分に注意して書きましょう。

また、ネガティブな表現やフォーマットをそのまま使うことはNGなため、注意が必要です。

書類の書き方に悩んでいるという方は、転職エージェントに相談がおすすめです。転職エージェントでは無料で転職のサポートを行っており、書類の添削や面接の練習をすることができます。

ぜひキャリチェンにご相談くださいね。