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雇用保険被保険者証をもらってないとどうなる?雇用保険被保険者証が必要な場面の説明と再発行の方法をご紹介

雇用保険被保険者証がどんなもので、何に使うものなのかご存じでしょうか。

名前は聞いたことがあるけど、いつもらったのか、今自分の手元にあるのか、紛失していたとしたら再発行はできるのか、気になることがたくさん出て来ますよね。

そこで本記事では、雇用保険被保険者証について詳しく紹介していきます。特に、雇用保険被保険者証をもらってないとどうなるのか、雇用保険被保険者証が必要な場面や再発行について詳しく解説していきます。

目次

雇用保険被保険者証とは?

雇用保険被保険者証とは、転職の際に必要となる書類のひとつです。ただ、転職の経験がなければ見たこともないしその言葉を初めて耳にする、という方も多いでしょう。

まずは、雇用保険被保険者証は何なのか、詳しく解説していきます。

雇用保険加入者の証明

雇用保険被保険者証とは、労働者が雇用保険に加入した際に発行される証明書のことです。

最初に入社した事業主が発行するため、転職の経験がなければ目にすることが少ないという表現をしたのは、こういった理由のためです。

雇用保険に加入している人の名前、生年月日、被保険者番号が記載されています。

退職時に会社から渡される

雇用保険被保険者証は退職するときに会社から手渡しや郵送で交付されます。一般的に多くの労働者は、退職時にはじめて雇用保険被保険者証を目にすることでしょう。

転職先で雇用保険被保険者証の提出が求められることが多いので、受け取った雇用保険被保険者証は貴重品としてしっかり保管してください。

万が一なくしてしまった場合の対処法は後述しますね。

被保険者番号とは

雇用保険の被保険者番号とは、雇用保険に加入している個人ひとりひとりに割り振られた番号のことで、 4桁+6桁+1桁の合計11桁の数字で構成されています。

雇用保険被保険者証に記載されており、退職や転職をしても変わらずずっと同じ番号を使います。

なお、被保険者番号は、転職前の事業主から雇用保険を引継ぐ際に必要となります。

雇用保険被保険者証の記載内容

雇用保険被保険者証の記載内容は以下のようになっています。

  • 被保険者番号
  • 資格取得日
  • 氏名
  • 生年月日
  • 事業所名

雇用保険被保険者証がもらえない理由

退職しても雇用保険被保険者証をもらえないこともあります。その理由は、雇用保険に加入していなかったためです。なお、雇用保険の加入条件は以下の3つです。

  1. 所定労働時間が週20時間以上である
  2. 31日以上継続して雇用見込みがある
  3. 学生ではない(例外は後述)

第1に、1週間の所定労働時間が20時間を超えていなければなりません。つまり、週に数回や短時間勤務のアルバイトは対象外になります。

また、所定労働時間とは労働に従事していた時間をさします。

たとえば1日7時間週に3日勤務、毎回1時間の休憩時間を与えられている場合は、所定労働時間は18時間となるので雇用保険の対象外です。

第2に、31日以上引き続き雇用されることが見込まれる必要があります。つまり、1週間だけの短期アルバイトなどの場合も雇用保険の対象にはなりません。

第3に、雇用保険法では、原則として昼間学生は労働者として扱われないため、加入義務はありません。夜間学生の場合は一般の被保険者と同様の取り扱いになります。

学校教育法第1条で規定されている「学校」の昼間の学部の学生、生徒等は、雇用保険の適用事業所に雇用されていても雇用保険法上の労働者とは認められないため、雇用保険には加入できません。例外は以下の通りです。

学生でも雇用保険に加入できるケース

  • 卒業見込証明書を既にもっていて卒業前に就職し、卒業後も引き続き同一の事業所に勤務することが予定されている
  • 学校の課程終了に出席日数が関係なく、一般労働者と同様に勤務し得ることができる
  • 休学を証明する書類があり、休学中に働いている
  • 大学院在学中に雇用主承認の下、雇用契約を結んでいる

雇用保険被保険者証をもらってないとどうなる?

雇用保険被保険者証は転職や再就職の際に必要になります。

また、転職・再就職先が決まっていない場合は、失業保険受給や教育訓練給付金などの経済的支援も受けることができるので、退職時には必ず会社から雇用保険被保険者証をもらってくださいね。

「手元にない」「もらった記憶がない」という方は、すみやかに会社へ問い合わせてください。そのうえで、自身の紛失だと判明したのであれば、ハローワークで再発行手続きをすれば問題ありません。

また、在職中であっても雇用保険被保険者証はハローワークに行けば再発行は可能なので、覚えておきましょう。

事業主は雇用保険被保険者証を労働者に渡す義務がある

事業主が労働者を雇い入れた場合は、その都度、事業所を管轄するハローワークに「雇用保険被保険者資格取得届」を提出します。

この届出によってハローワークから交付された「雇用保険被保険者証」を、事業主は労働者本人に渡さなければならないルールとなっています。

もし、退職の際に雇用保険被保険者証を返してもらえなかったら、総務や労務担当者が失念している恐れもあります。

以上の流れを頭に入れておき、万が一のときは指摘できるようにしておくとよいでしょう。

雇用保険被保険者証と離職票の違い

退職時に雇用保険被保険者証とあわせて「雇用保険被保険者離職票」も渡されます。

名前が似ているので混同してしまいそうですが、使用用途は全く異なります。

  • 雇用保険被保険者証:保険に加入していることを証明する書類
  • 雇用保険被保険者離職票:離職したことを証明する書類

離職票はハローワークでの失業保険給付を受け取る時に必要となります。

雇用保険被保険者証だけがあってもハローワークで失業保険を申請することはできないので、失業時にはしっかり準備してください。

なお、離職票は次の会社に提出する義務はありません。

雇用保険被保険者証が必要になる場面

冒頭で雇用保険被保険者証は転職の際に必要であることをお伝えしましたが、具体的に2つのケースについて解説していきます。

転職先の入社手続きに必要

雇用保険被保険者証は転職先での雇用保険の手続きに必要です。

手続きは転職先の担当者が行ってくれるので、指定されたとおりに原本を用意するだけでよいです。「雇用保険被保険者資格等確認通知書」と一緒になっている場合は切り離して問題ありません。

給付金の支給を受けるときに必要

退職後、雇用保険の失業給付(失業保険)を受ける場合にも雇用保険被保険者証が必要になります。原本をハローワークに持参し、担当窓口で手続きを行ってください。

自己都合退職でも会社都合退職でも1日あたりにもらえる失業保険の支給額に差はありませんが、自己都合退職で受け取る場合は会社都合退職と比較して以下のように不利な点があります。

  • 支給までの期間が長い
  • 総支給額が少ない
  • 給付日数が少ない

失業保険の受給内容に大きな差が出てくるため、自己都合退職なのか会社都合退職なのかは、会社と合意をとっておくことを取っておくことをおすすめします。

雇用保険被保険者証はいつまでも有効?

雇用保険被保険者証には有効期限があります。

転職が決まったとしても、前の会社を退職して7年以上経過している場合は、再発行手続きではなく、転職先の事業主が新たに雇用保険被保険者証を新たに発行しなければなりません。

フリーランスで生計を立てていた方や、出産育児などで離職していた方は、7年以上雇用保険適用下で働いていなかったというのはよくあることなので、採用担当者などに自分の雇用保険適用状況を伝えておくのもよいでしょう。

雇用保険被保険者証の再発行の仕方

会社を退職してから再就職をするまでに期間があくと、雇用保険被保険者証がどこにいったか分からないというケースも少なくありません。

また、会社から受け取った後に紛失してしまった場合にも、同じ手続きで再発行することが可能です。そこで、再発行の方法を説明していくので参考にしてください。

紛失した場合1:最寄りのハローワークで手続きをする

再交付の手続きは最寄りのハローワークで行うことができます。会社から受け取った後に紛失してしまった場合も以下の手順で再発行が可能です。

ハローワークにある「雇用保険被保険者証再交付申請書」に必要事項を記入して、窓口で提出します。わからなければ総合受付で聞けば教えてくれます。

ハローワークの混雑具合にもよりますが、基本的には即日発行されます。また、手続き可能なのは平日のみです。

求職者に対する仕事の紹介のみをしている出張所など、雇用保険の手続きをしていないハローワークでは対応できないこともあるので、ホームページや電話などで事前に確認しておくと安心です。

再発行申請書の記載方法

サンプルを参考に以下の情報を記入していきましょう。

  1. 申請者情報:氏名、性別、生年月日、住所
  2. 退職した企業情報:会社の正式名称、住所、電話番号
  3. 被保険者証の滅失または損傷理由: 「紛失したため」など
  4. 申請者の署名:申請日と申請者氏名を記載し、手続きするどこのハローワークかも記載
  5. 押印:「申請者本人が申請しない場合」「代筆してもらう場合」「パソコンで入力した場合」は「印」の箇所に押印

再発行に必要なもの

雇用保険被保険者証の再交付に必要なものは3つです。1つでも用意ができないと手続きができないため、事前にチェックし、必ず持参するようにしましょう。

退職した会社情報

正式名称

本社所在地

電話番号

本人及び住所が確認できるもの

  • 運転免許証
  • 国民健康保険被保険者証
  • 雇用保険受給資格者証
  • 住民票の写し
  • 印鑑証明書
  • マイナンバーカード

印鑑

シヤチハタなどスタンプ式の浸透印は使用不可です。

再発行の手数料は不要

雇用保険被保険者証の再発行は無料でできます。負担額はハローワークに行くための交通費くらいです。

郵送

残念ながらハローワークは土日には空いていないので、郵送手続きが可能か電話で相談してみましょう。郵送の場合は、ハローワークのサイトからダウンロードして印刷した申請書と本人確認書類の写し、切手を貼った返信用封筒が必要になります。

また、印刷時の注意点も細かく決められています。

印刷時の注意事項

  1. 印刷時にはA4の白色用紙に等倍(倍率100%)で印刷。等倍で印刷するためにはAdobe Readerを活用し、等倍以外の印刷設定の場合、窓口で受理できないので注意です。
  2. 印刷した様式が用紙に対して極度に傾いていないことを確認。
  3. 印刷した様式の文字や枠線にかすれがない、二重に印刷されていないことを確認。

紛失した場合2:代理人に依頼

家族や後見人など、代理人に手続きを頼むことも可能です。

その場合は以下のものが必要となります。

委任状

委任状とは、本人に代わって法律上の手続きを行う権限が与えられていることを証明するものです。委任状はインターネット上にフォーマットが無料であるので、そこからPDFをダウンロード・印刷して活用することができます。主な記載内容は以下のようなものがあります。

委任状の記載内容

  • 委任の旨を証明する書面を作成した年月日
  • 委任者する本人の住所・氏名・電話番号
  • 受任者である代理人の住所・氏名
  • 委任されて行う手続き内容

本人確認ができる身分証

本人確認に必要な書類や証明書は以下のようなものがあります。

  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • 運転免許証
  • 住民基本台帳カード
  • 身体障がい者手帳

代理人の身分証

代理人の確認書類も、委任者と同様です。

  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • 運転免許証
  • 住民基本台帳カード

本人記入済みの雇用保険被保険者証再交付申請書

電子申請も可能

雇用保険被保険者証の再発行はe-Govのサービスから電子申請ができます。

ただ、電子申請に必要なユーザID・パスワードの発行や「電子証明書」が必要となるため、少し手間がかかります。さらに、電子証明書を発行してもらうための手続きも必要ですし、手数料もかかります。前述の通り、ハローワークでの雇用保険被保険者証の再発行は手数料がかかりませんし、難しい手続きではありませんので直接出向いた方が楽ですよ。

そもそも受け取っていない場合

そもそも雇用保険被保険証を受け取っていない場合は、「労働条件を満たしておらず、雇用保険に加入していなかった」「会社の担当者の渡し忘れ」の可能性があります。

加入条件を満たしていないと、雇用保険への加入が孵化になるため、被保険証は発行されません。

ただ会社の担当者が雇用保険被保険証を渡しそびれている場合には、担当者へ連絡をして、受け取ってくださいね。

雇用保険被保険者証についてのよくある疑問

コピーでも使用可能できるのか

コピーでも使用可能です。ただし記載されている被保険者番号が必要で、その番号が証明できるのであれば、コピーでも構いません。

雇用保険被保険者証をもらっていない場合の問い合わせ先

雇用保険被保険者証が手元にない場合は、前の職場に問い合わせてみてください。担当者が渡し忘れている時には、渡してもらいましょう。「ありません」と言われた場合には、そもそも雇用保険に加入していない可能性も。前の職場に問い合わせてもわからなかった場合には、ハローワークに確認してくださいね。

雇用保険被保険者証によって職歴はバレるのか

雇用保険被保険者証によって、これまでの職歴はバレるのかどうか気になりますよね。結論からお伝えすると、前職の勤務先名と資格取得年月日(入社時期)は、転職先に知られます。直近の勤務先のみがわかる形になります。

雇用保険被保険者証は、本人確認書類として使用可能なのか

用保険被保険者証は、顔写真がないために本人確認書類として使用することはできません。他の書類と組み合わせたり、写真が必要なかったりする場合には使用できることもありますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、雇用保険被保険者証の概要にくわえて、必要となる場面や再発行について解説していきました。

健康保険証と比べると日常生活であまり雇用保険被保険者証はなじみがないため、会社から渡される際にも詳しい説明はあまりされません。

なくしやすい書類にはなりますが、再発行の手続きは無料ですし、難しくありません。

これを機会に雇用保険被保険者証を受け取った後は、大切に保管するようにしましょうね。

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