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「こちらこそ」は正しい敬語?使い方と注意点、言い換え表現を解説!

メールや手紙、対面(口頭)など様々なシーンで使われる「こちらこそ」というフレーズ、あなたはちゃんと意味を理解して使っていますか?実は「ごちらこそ」は使い方を間違えると相手に失礼な表現になってしまうのです。この記事では「こちらこそ」の正しい使い方、注意点、言い換え、英語表現について解説します。

「こちらこそ」は正しい敬語?

こちらこそは使い方さえ正しければ適切な敬語になりえます。相手から言葉を受けて、「こちらこそ。」で終わってしまうと敬語にはならないので、「こちらこそ〇〇です。」と文を続けるようにしましょう。これだけで正しい敬語になります。

「こちらこそ」の意味

「こちらこそ」には「相手の言うことに対してまさにそう思うこと。自分の口から言うべきこと」という意味があります。相手の発言に対して自分がまさにそうだと思った時に使います。

またこちらこそを使うことで、感謝、謝罪関わらず自分の気持ちの方が大きいことを表現できます。「こちらこそありがとうございます」、「こちらこそ申し訳ありませんでした」などは聞き慣れたフレーズですよね。

敬語としての「こちらこそ」

目上の人に対して使用する際は、「こちらこそ、ありがとうございます」や「こちらこそ、よろしくお願いいたします」といった形で丁寧に表現します。ビジネスシーンでは特に、相手への敬意を表すためにも正しい敬語の使用が求められます。

「こちらこそ」の例文

こちらこその正しい使い方をご紹介します。適切に用いれば目上の人にも使えるフレーズですのでぜひ覚えて使ってみてください。

例文1

相手「この度はご足労いただきありがとうございます。よろしければお飲み物を召し上がってください。」

自分「とんでもございません。こちらこそお心遣いに感謝いたします。」

このケースは相手方のもとへ訪問した際に飲み物をいただいたシーンですね。ありがとうございますと先に相手が言われたので、自分側は「こちらこそ〜感謝いたします。」と述べます。先述しましたが、こちらこその後ろに敬語表現を続けることで目上の人に使っても失礼ではない、丁寧な表現にすることができます。

例文2

相手「遅れてしまい申し訳ございません」

自分「こちらこそ目印となるものをお伝えするべきでした。申し訳ありません。」

このケースは打ち合わせに遅れてしまった相手に対して、自分にも落ち度があると謝罪するシーンです。きちんと「お伝え」と敬語表現になっていますね。

「こちらこそ」を使う際の注意点

ここからは「こちらこそ」を使う際の注意点について解説していきます。正しい知識を持って使えば周りのビジネスパーソンよりも1歩先のステージへ進めますので、ぜひ最後までチェックしてみましょう。

相手の発言を受けてから使う

文語、口語ともに大前提ではありますが、こちらこそは相手の発言を受けてから発する言葉ですので、自分から気持ちを切り出すときは使えません。

「自分の方がより大きな気持ちを抱いていることを表現できる」という一面に縛られて、自分から切り出してしまうと「一体この人は何を言っているんだ」と思われてしまうので注意しましょう。

こちらこその後は具体的に

「こちらこそ」を使って感謝の気持ちを伝える際は、続く言葉をより具体的に述べた方が丁寧に受け取ってもらえます。

例えば「こちらこそありがとうございます」と表現するよりも、「こちらこそお気遣い頂きありがとうございます」「こちらこそ、先日の会議ではフォローして頂きありがとうございます」などと、詳細にやり取りの内容を述べた方が丁寧に聞こえますよね。逆に内容を述べずに「こちらこそ」とするだけでは、失礼に思う方もいるので注意する必要があります。

丁寧な発言は相手からの印象を良くすることに繋がるため、目上の人にこちらこそを使う際は、敬語を使うだけでなく内容を具体的に述べることを意識しましょう。

とんでもございませんと前置きをする

「こちらこそ」を使うシーンは大抵の場合、相手から感謝または謝罪の言葉を受けています。その相手の感謝、謝罪といった気持ちを「とんでもございません」という前置き言葉(クッション言葉)を使うことによって、丁寧に受け止めるようにしましょう。この前置きによって、話をちゃんと聞いているというサインにもなりますし、後述の社交辞令の回避策にもなります。

「とんでもございません」は相手の社交辞令を受けるクッション言葉としても使われます。ビジネスの場では時折、社交辞令として感謝や謝罪の言葉が使われるのです。相手が社交辞令として「ご足労いただきありがとうございます」と発言したことに気づかず、「大丈夫ですよ」と上から目線と捉えられる発言をしてしまうと印象を悪くしてしまいます。「とんでもございません」という相手の言葉を受け止めるクッション言葉を用いることで、相手の発言が本音でも社交辞令だったとしても対応できるようになるので覚えておきましょう。

「こっちこそ」はNG

年齢や立場など、関係性の近い先輩であれば少し砕けた言い方でも大丈夫だろうと油断するのは禁物です。「こっちこそ」という表現には全く敬意表現が含まれていないため、フォーマルな場に適していません。親しい友人や家族間など、カジュアルな場面で使うようにしましょう。

「こちらの方こそ」もNG

飲食店やコンビニなどでよく見聞きする「〜の方(ほう)」という表現は人によっては失礼に思われるかもしれません。「お釣りの方〜」「お席の方〜」と同様に「こちらの方こそ〜」というフレーズは失礼にあたる可能性があります。正しくは「こちらこそ」なのに、なぜ「方〜」を付与してしまうのか疑問に思われるビジネスパーソンは多いので、シンプルに「こちらこそ」を使うようにしましょう。もちろん「こっちの方こそ」なんて表現は敬意のかけらもない言葉ですので絶対に目上の方には使わないようにしましょう。

「こちらこそ」の類義語、言い換え表現を紹介

ここからは「こちらこそ」の類義語、言い換え表現を解説します。「この人はいつも同じフレーズばかりメールで送ってくるなあ」と思われないためにも、言い換え表現を覚えて語彙力を増やしておきましょう。

「私共こそ」

”こちら”が複数人を指すのであれば、「私共こそ」というフレーズがおすすめです。意味としては「こちらこそ」と全く同じなので、以下のように言い換えることができます。

元のフレーズ「こちらこそよろしくお願いいたします」

言い換えたフレーズ「私共こそよろしくお願いいたします」

「むしろ」

”こちらこそ”と同様の意味として”むしろ”というフレーズが使えます。へりくだるだけでなく強調も表現できるので使い勝手は良いです。「こちらこそありがとうございます」を「むしろありがとうございます」「むしろこちらが感謝しなくてはなりません。ありがとうございます。」という風に言い換えることができます。

「私の方です」

特別な表現を使わずとも、「〇〇すべきなのは私の方です」とストレートに表現するのも良いでしょう。注意点で「〜の方」は失礼に当たると説明しましたが、このように相手と自分を比較する際は使っても問題ありません。例えば相手の感謝の言葉に対して「とんでもございません。感謝すべきなのは私の方です。ありがとうございます。」と表現することができます。

「こちらこそ」の英語表現

近年海外の方と仕事をする機会が増えてきましたよね。言語の壁に阻まれて伝えたいことが思うように伝えられないといった経験がある方は少なくないのではないでしょうか?ここからは英語で「こちらこそ」と表現する例を解説していきます。

「こちらこそありがとう」

英語で「こちらこそ」を表現する際は、感謝と謝罪で異なるフレーズを用いることが重要です。というのも、こちらこそにはポジティブなニュアンスとネガティブなニュアンスがあるからです。

英語では「Thank you」に対して「Thank you as well」と返すことで、相手への感謝を示します。メールでは「Thanks for your email, I appreciate it as well」とよりフォーマルに、インスタグラムなどのSNSでは絵文字を交えて「Thanks! 😊 Same here!」とカジュアルに表現することができます。

ここからは、ポジティブなニュアンスを持つ「こちらこそありがとうございます」の表現例をもっと詳しく見ていきましょう。

「You,too」

こちらこそありがとうの英語表現として最も使われているのは「You,too.(ユートゥー)」です。「Thank you.」と相手に言われた際に「You,too.」と返事をします。ちなみにこちらのフレーズは「Thank you,too.(こちらこそあなたに感謝しています)」の略です。

ただ「You,too.」はカジュアルな印象が強いため、友人や家族の間で使うことがほとんどです。ビジネスの場で使うのであれば、省略しない「Thank you,too.(センキュートゥー)」、または「Thank you as well.(センキューアズウェル)」といった表現がおすすめです。

「こちらこそ」を英語で表すのであれば、「Me,too.(ミートゥー)」でも良いだろうと思う方は多いのではないでしょうか?実はこの場合「Thank me,too.(私にも感謝しなさい)」の略称となり、「こちらこそ」という意味にはならないので注意しましょう。

「Likewise.」

カジュアルな場面で「こちらこそありがとう」と英語で伝えたいのであれば、「Likewise.(ライクワイズ)」がおすすめです。「Thank you, Likewise.」の略称であり、「You,too.」と同様のシーンで使うことができます。その他にも「Same here.(セイムヒアー)」というフレーズでも「こちらこそ」を表すことができます。

ビジネスシーンで使える英語表現

ここまではカジュアルな表現がメインでしたが、ここからは式典やビジネスシーンなどのフォーマルな場面で使うことのできる表現を解説していきます。

①「My pleasure.」

My pleasure.(マイプレジャー)は直訳すると「私の喜び」という意味になりますが、異訳として「どういたしまして」「こちらこそ」となります。

②「Not at all.」

Not at all.(ノットアットオール)は「とんでもございません」、「いえいえ、私の方こそありがとうございます」という意味を持つフレーズですが、「こちらこそ」という解釈もできるのでおすすめです。

「こちらこそ申し訳ありません」

「こちらこそ申し訳ありません」を英語で表現するのであれば、「I’m sorry too. (アイムソーリートゥー)」というフレーズがおすすめです。”〜も”という意味を持つtooを使っていることから、覚えやすく、使い勝手が良いんですよね。

また、「I owe you an apology too.(アイオウユーアンアポロジートゥー)」 というフレーズもおすすめです。こちらは「私もあなたに謝らないといけません」という意味ですので、「こちらこそお詫び申し上げます」の英語表現として使うことができます。

多言語での「こちらこそ」

世界各国で「こちらこそ」に相当する表現は存在します。韓国語では「저도요(Jeodo yo)」、中国語では「我也是(Wǒ yě shì)」、フランス語では「Moi aussi」と言います。言語ごとの文化的背景を理解することで、より適切な表現が可能になります。

まとめ

「こちらこそ」は相手の発言に対し、自分もその通りだと思うときに使えるフレーズです。感謝される時や謝罪されるシーンにて、相手よりも自分の気持ちの方が大きいことを示す強調表現にもなりえます。また、「こちらこそ」の後に”ありがとうございました”、”お詫び申し上げます”といった丁寧な言葉を繋げることによって目上の方にも使える敬語表現となります。こちらこそだけでは失礼な表現になってしまうため、目上の方には使わないようにしましょう。英語で「こちらこそ」を表す場合は「too(トゥー)」を使うことをおすすめします。こちらこそありがとうを英語で表すなら「Thank you,too.」、こちらこそごめんなさいを英語で表すのであれば「I’m sorry,too.」というフレーズを使いましょう。

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