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【失業保険】次の仕事が決まっている場合は?失業保険について徹底解説

会社を転職する際に、失業保険を受け取りたいと考えている人も多いでしょう。

しかし、会社を退職する際に転職先が決まっている場合、失業保険は受け取れるのでしょうか。

これまで転職した経験がなかったり、失業保険を気にしていなかったりする人は、失業保険についてさまざまな疑問を抱くと思います。

そこで、本記事では転職する際に失業保険を受け取りたいと考えている人に向けて、次の仕事が決まっている場合に失業保険は受け取れるのか徹底解説します。

また、失業保険の詳細や失業保険がもらえる条件なども併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【この記事を読んで分かること】

・失業保険は次の仕事が決まっている場合はもらえない?

・失業保険とは

・失業保険がもらえる条件

・失業保険を受け取る流れ

・失業保険についてのよくある質問

失業保険は次の仕事が決まっている場合はもらえない?

まずは、次の仕事が決まっている場合、失業保険を受け取れるのかについて解説します。

結論から言うと、次の仕事が決まっている場合、失業保険は受け取れません。なぜなら、失業保険は、完全に失業している人を支援するための制度だからです。

そのため、転職先が決まっている人は、失業保険の対象外となります。

よって、在職中に転職先が決まっている場合は、失業保険が受け取れないことを覚えておきましょう。

しかし、失業保険申請中に次の仕事が決まった場合は、条件やタイミングによっては失業保険の一部がもらえる可能性があります。

これを、「再就職手当」と言います。

後ほど詳しく説明しますので、失業保険の申請中である人は、再就職手当を受け取れるタイミングを理解しておきましょう。

失業保険とは

そもそも、失業保険とはなにか簡単に説明します。

失業保険とは、会社を退職した人を支援するための保険制度です。会社を退職する原因としては、自己都合退職・会社都合退職の2パターンがあります。

また、身体的・精神的な病気が原因で仕事を辞めざるをえない人は、自己都合退職だとしても「特定理由離職者」といって、会社都合退職と同じ扱いで失業保険を受け取れます。

自己都合退職だとしても失業保険は受け取れますが、支援期間の受給日数に大きな違いがあるため、事前に確認しておきましょう。

自己都合退職の場合
被保険者期間10年未満10年以上20年未満20年以上
65歳未満90日120日150日
会社都合退職の場合
被保険者期間
1年未満1年以上5年未満5年以上10年未満10年以上20年未満20年以上
離職時の年齢30歳未満90日90日120日180日
30歳以上35歳未満90日120日180日210日240日
35歳以上45歳未満90日150日180日240日270日
45歳以上60歳未満90日180日240日270日330日
60歳以上65歳未満90日150日180日210日240日

「出典:マイナビ転職」https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/52/

自己都合退職の場合は、雇用保険に加入している期間が20年以上で最大150日間に対して、会社都合退職の場合は、最大で330日間の失業保険給付が受け取れます。

そのため、自己都合退職と会社都合退職では、受け取れる失業保険に大きな差があると言えるでしょう。

失業保険がもらえる条件とは

こちらでは、失業保険がもらえる条件を確認していきましょう。

失業保険は会社を退職して失業したからと言って、誰もが受け取れる手当ではありません。そのため、会社を退職する際は失業保険の対象者であるか確認しておくことが大切です。

自分が失業保険対象者であるかは、管轄のハローワークに問い合わせることでも確認できます。

【失業保険がもらえる条件】

・もらえる条件:失業中であること

・もらえる条件:待機期間に働いていないこと

・もらえる条件:雇用保険の加入が一定期間あること

・もらえる条件:ハローワークに失業申請を提出していること

もらえる条件:失業中であること

失業保険を受け取るためには、完全失業中であることが条件です。

例えば、次の転職先が決まった状態で、失業保険を受け取ってから仕事をしたいと考えていても受け取れません。

失業保険の対象者は、完全失業中であり仕事を探している状態である必要があります。

【失業保険がもらえる対象者の状態】
・積極的に就職しよう思っている状態
・いつでも就職できる状態である
・転職活動をしているけどまだ就職できていない状態

また、失業保険を受け取りたいと考えている人は、失業保険を受給するために定期的にハローワークに訪れて仕事を探している実績を証明する必要があります。

仕事を探している実績が証明できない場合、失業保険をもらうタイミングが遅れてしまう可能性があるので注意しましょう。

もらえる条件:待機期間に働いていないこと

失業保険の手続きをすると、7日間の待機期間が与えられます。そして、待機期間は、申請者が失業状態であることを確認するための期間です。

そのため、待機期間にアルバイトをしたり就職活動をしたりすると、失業保険がもらえるタイミングが遅れてしまう可能性があります。

また、待機期間にアルバイトやパートで働いていてしまうと、失業していないとみなされて失業保険が受け取れなくなってしまう可能性もあるので、注意しましょう。

もらえる条件:雇用保険の加入が一定期間あること

失業保険を受け取るためには、雇用保険の加入が一定期間あることが条件です。

雇用保険の加入期間については、自己都合退職か会社都合退職であるかによって変わります。

自己都合退職の場合退職日以前の2年間で雇用保険に通算で12カ月以上加入していること
会社都合退職の場合退職日以前の1年間で雇用保険に通算で6カ月以上加入していること

あなたが、会社を退職して失業保険を受け取りたいと考えた場合、会社を退職する理由が自己都合であるのか会社都合であるのかを確認して、雇用保険の加入月数を計算してみましょう。

失業保険が受け取れるかをしっかりと確認したい人は、地域のハローワークに問い合わせると確認できます。

もらえる条件:ハローワークに失業申請を提出していること

退職して失業保険を受け取りたいと考えている人は、ハローワークで失業申請をしないと失業保険が受け取れません。

また、失業保険を受け取るタイミングは、ハローワークに失業保険の申請を提出した日から計算されます。

そのため、ハローワークに申請を提出するのが遅れるほど、失業保険が受け取れるタイミングも遅れます。

できるだけ早く失業保険を受け取りたい人は、会社を退職して離職票を受け取ったら、すぐにハローワークに行くと良いでしょう。

失業保険を受け取る流れ

次に、会社を退職してから失業保険を受け取るまでの流れを紹介します。

これまで失業保険を受け取ったことがない人は、失業保険をどのように受け取るのか不安に感じるでしょう。

そのため、事前に退職から失業保険給付までの流れをこちらで確認しておくことが大切です。

【退職から失業保険給付までの流れ】

・ステップ①:退職した会社から離職票を受け取る

・ステップ②:ハローワークに失業申請を出す

・ステップ③:待機期間

・ステップ④:給付制限期間

・ステップ⑤:失業保険受給

ステップ①:退職した会社から離職票を受け取る

失業保険を受け取るには、まずは管轄のハローワークで手続きする必要があります。

しかし、事前に退職した会社から離職票を受け取らなければなりません。なぜなら、失業保険を申請する際に離職票などの書類が必要だからです。

基本的には会社を退職すると、離職票や雇用保険被保険者証などが自宅に送られてきます。

ただ、会社によっては離職場を送り忘れている可能性もあるため、数日経っても離職票が送られてこなければ、会社に連絡して離職票を早急に送ってもらいましょう。

離職票や雇用保険被保険者証などが手元に用意できないと、失業保険を申請するタイミングが遅れてしまいます。

ステップ②:ハローワークに失業申請を出す

退職した会社から離職票が届いたら、実際にハローワークに訪れて失業申請を出します。

ハローワークに失業申請を出す際は、離職票や雇用保険被保険者証以外にも、本人確認書類などが必要ですので、忘れないようにしましょう。

【失業申請の際に必要な持ち物】
・離職票
・雇用保険被保険者証
・本人確認書類
・証明写真(マイナンバーカードでも可)
・本人名義の普通預金通帳
・印鑑

持ち物が不安な人は訪れる前にハローワークに電話で確認しておくことが大切です。

ステップ③:待機期間

失業保険の申請を提出すると、7日間の待機期間があります。

この待機期間でアルバイトをしたり、就職先を見つけたりしないようにしましょう。

待機期間は申請している人が失業中であることを確認する機会です。

したがって、待機期間中に収入を得てしまうと、失業保険が受け取れない期間が長くなったり、失業保険が受け取れなくなったりします。

そのため、待機期間は就職活動などをせずに過ごしましょう。

ステップ④:給付制限期間

給付制限期間は、自己都合退職人を対象とした期間です。給付制限期間は待機期間後から2カ月ほどあります。

その際は、ハローワークや転職エージェントを利用して転職先を探しても問題ありません。

しかし、「再就職手当」を受け取りたいと考えている人は、7日間の待機期間終了後1ヵ月間は、ハローワークや厚生労働省が承認した職業案内所からの紹介が対象となるため、注意しましょう。

(H3)ステップ⑤:失業保険受給

給付制限期間が問題なく終わると、失業保険の受給が開始されます。失業保険は、定期的に支給されます。

そのため、失業保険受給中はハローワークに通い、就職活動をしながら失業保険をもらう流れになります。

失業保険受給中に、就職活動をしていないと判断されると、失業保険がもらえなくなってしまう可能性があるため、注意しましょう。

失業保険についてのよくある質問

最後に、失業保険のよくある質問を紹介します。失業保険について不安に感じている人は、こちらで紹介するよくある質問を確認しておきましょう。

失業保険についてのよくある質問

・よくある質問:「次の仕事が決まっている場合でも再就職手当はもらえる?」

・よくある質問:「個人事業主になる際の開業届けを出すベストタイミングは?」

よくある質問:「次の仕事が決まっている場合でも再就職手当はもらえる?」

結論から言うと、再就職手当は、次の仕事が決まった時点がいつかによって支給されるか決まります。

【再就職手当の条件】
・失業保険給付日数が1/3以上残っていること
・7日間の待機期間終了後1ヵ月間は、ハローワークが紹介した求人で内定をもらうこと

これらの条件をクリアすることで、「再就職手当」が受け取れます。

よくある質問:「個人事業主になる際の開業届けを出すベストタイミングは?」

個人事業主が開業届けを出すベストタイミングは、待機期間が終了した1ヵ月後だと言えるでしょう。

なぜなら、待機期間が終了した1ヵ月後に開業届を出すと再就職手当が受け取れる可能性があるからです。

個人事業主の場合は、再就職手当を受け取るために1年以上の事業継続が見込める証明を提出する必要があります。

気になる人は、近くのハローワークに確認してみましょう。

次の仕事が決まっている場合の失業保険についてのまとめ

今回は、次の仕事が決まっている場合の失業保険についてまとめました。

結論としては、次の仕事が決まっている場合、失業保険は受け取れません。

しかし、失業保険申請後に次の仕事が決まった場合は、期間や条件によって「再就職手当」が受け取れる可能性があります。

再就職手当の条件を最後にまとめておくので、ぜひ参考にしてください。

【再就職手当の条件】
・失業保険給付日数が1/3以上残っていること
・7日間の待機期間終了後1ヵ月間は、ハローワークが紹介した求人で内定をもらうこと