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「すみません」と「すいません」の違いは?上手に使い分けて一流のビジネスマンへ

学生の頃から社会人になってからも、人に謝らなければならないシーンや目上の人に感謝するシーンはたくさんあったと思います。そんな時にあなたは「すみません」と「すいません」のどちらを使っていましたか?実は普段何気なく使っているこの「すみません」と「すいません」には大きな違いがあるのです。この記事では、「すみません」と「すいません」の違いや語源、使い方について解説していきます。学生のあなたも社会人のあなたも正しい言葉遣いを覚えていきましょう。

目次

「すみません」と「すいません」の違いは?

早速「すみません」と「すいません」の違いについて触れていきましょう。普段「すみません」と「すいません」のどっちを使っていたか思い出しながら読んでみてください。

「すみません」と「すいません」はどちらが正しい?

結論から言うと「すみません」が正しい日本語です。後述しますが、「すいません」は「すみません」を発音しやすいように勝手に言い換えてしまった言葉なので、正しい日本語ではありません。目上の人に向かって使うのは失礼に当たります。

「すみません」の語源

「すみません」という言葉の品詞を分解していくと、「すみ」「ませ」「ん」という三つの単語に分解できます。下記に詳細な活用系を記載します。

「すみ」→動詞「済む」の連用形

「ませ」→丁寧語の助動詞「ます」の未然形

「ん」→否定(打ち消し)助動詞「ぬ」の変化形

「済む」という単語には「物事が完了する」という意味がありますが、「済む」の同源には「澄む」という単語があります。この「澄む」という単語がどのような意味を持っているのかというと、「①水や空気などに濁りがなくなり、透きとおった状態になる」「②心配や邪念がなく、心がすっきりする」という意味を持つようです。これら「済む」と「澄む」の意味が混じり合って、「すみません」という言葉ができたのです。実際に合体させてみると、物事が完了しない(約束が守れない)時に、申し訳なく思い、「心配事で頭が一杯になる、自分の気持ちがおさまらない」という「謝罪」の意味になります。

「すいません」の語源

先ほども軽く触れましたが、「すいません」という単語は「すみません」を発音しやすく勝手に変えてしまった造語です。確かに「すみません」の”mi”の発音はしづらいですよね。この”mi”の子音であるmの部分が発音しづらいと感じた人が大勢いたため、自然と「すみません」が「すいません」になっていったのです。

「すみません」の使い方

ここからは「すみません」の使い方を解説していきます。大前提として「すいません」という言葉が正しい日本語ではないため、「すみません」の方を使うと意識しておきましょう。

「すみません」には3つの意味がある

過去、学校の国語の授業で「日本語のすみませんには3つの意味があります」と教わった方は多いのではないでしょうか?日本語の「すみません」には”謝罪”、”感謝”、”注目”の3つの意味が含まれています。英語では「I’m sorry」「Thank you」「Excuse me」と3つのフレーズに分かれているのですが、日本語ではこれらの意味が全て「すみません」の一言で表せてしまうのです。

「すみません」を謝罪の意味で使うシーン

冒頭でも述べましたが、目上の方に謝るときに「すみませんでした」というフレーズを使うことがありますよね。英語でいう「I’m sorry」の意味です。この「すみません」は下記のようなシーンで使われます。

会社で先輩に謝るとき

「〇〇さん、昨日依頼されていた資料作成の件ですが、緊急の問い合わせが入ってしまい、未だ作成できておりません。すみません。」

アルバイトに遅刻してしまったとき

「遅刻してすみません。すぐにシフトインします。」

【注意】あまりにも立場がはるか上の人に「すみません」は適さない

あなたが就職活動中で面接を控えている場合や、あなたが役職なしで、相手が部長や社長、会長といった、立場がはるか上の人にお詫びの言葉を述べるのであれば、「すみません」は適しません。さらに敬意の高い「失礼いたしました」「申し訳ございません」というフレーズを使うようにしましょう。

「すみません」を感謝の意味で使うシーン

目上の方や、初対面の相手に感謝を伝えるフレーズとして「すみません」が使われることがあります。英語でいう「Thank you」の意味です。この感謝の”すみません”は下記のようなシーンで使われます。

訪問先の取引企業から物をいただいたとき

「すみません。〇〇様のお心遣いに感謝いたします。ありがたく頂戴いたします。」

上司からご飯を奢ってもらったとき

「すみません、ご馳走様です。とても美味しかったです。」

会社説明会にて

(説明資料やお菓子、お茶をいただいて)「すみません、ありがとうございます。」

【注意】感謝の「すみません」は謙遜表現である

感謝の意味として「すみません」を使う場合、謙遜表現であることに気をつけるべきです。言葉を単純にするなら目下の人間に使うべきではないということです。謙遜表現というのは、自分の立場を下げることで相手をたたせる敬意表現になります。つまり、目上の人から目下の人に向かって「すみません」を使うと誤った日本語になってしまうので注意しましょうということです。

注目を集めるための「すみません」

すみませんの3つ目の意味として、注目を集めることが挙げられます。道で知らない人に声をかける時に「すみません」と声をかけたり、学校の先生が全体集会で「すみません、注目してください」と言ったりしていましたよね。英語でいうところの「Excuse me」にあたる表現です。

社員が集まるイベントにて

「すみません、皆様ご注目願います」

特定の場所までの道を聞くとき

「すみません、〇〇駅までの行き方がわからないのですが、教えていただくことは可能ですか?」

「すみません」の言い換え表現

ここからは「すみません」の3つの意味に合わせて、言い換え表現を紹介していきます。口語(対面、電話)や文章(メールや手紙)、相手によって様々な言葉に言い換えられるので、学生のあなたも社会人のあなたもぜひ参考にしてください

謝罪の言葉としての「すみません」

謝罪の言葉として「すみません」を言い換えるのであれば、下記のようなフレーズが例に挙げられます。

ごめんなさい

最もシンプルな謝罪の言葉ですね。文面よりも、対面での話し言葉として使われることが多いです。ただ敬意がほとんど含まれていないため、ビジネスパーソンには向かない表現です。小学生〜高校生までであればこのフレーズでも大丈夫です。

失礼しました(失礼いたしました)

すみませんを丁寧な書き言葉にするのであれば、失礼しました(失礼いたしました)と言い換えてみましょう。書き言葉というのはメールや手紙のことです。もちろん口語(電話、対面)としても使える表現です。目上の人や初対面の人、社外の人、様々な人を相手に使える表現ですので、汎用性に優れているという特徴があります。より丁寧な表現にしたいのであれば言葉の先頭に”大変(たいへん)”というフレーズを付与して「大変失礼しました」と言い換えてみましょう。

申し訳ございません(申し訳ございませんでした)

上記の「失礼しました」と同様、「すみません」を丁寧に言い換える表現として「申し訳ございません(申し訳ございませんでした)という表現があります。こちらは文章でも口語でもよく使われる表現ですが、どちらかというと対面、電話での口語で使われる場合が多いです。こちらもより丁寧な表現にしたいのであれば言葉の先頭に”大変(たいへん)”というフレーズを付与して「大変申し訳ございません」と言い換えてみましょう。

感謝の言葉としての「すみません」

感謝の言葉として「すみません」を言い換えるのであれば、下記のようなフレーズが例に挙げられます。

ありがとうございます

最もシンプルに言い換えるのであれば「ありがとうございます」がおすすめです。場面や相手を問わず、どんな場面でも無難に使える感謝の表現です。文面でも口語でも使いやすいのが特徴です。

お礼申し上げます(御礼申し上げます)

「すみません」というフレーズに多少の敬意は含まれていますが、より丁寧な言い方にしたい場合はお礼申し上げます(御礼申し上げます)というフレーズがおすすめです。メールや手紙などの文面で見られることが多く、よほどかしこまった場でない限り口語として聞く機会は少ないです。お礼と御礼、どちらも意味合いは同じですが、公文書には「御礼」を使うというルールがあります。また書面にお礼(御礼)と記載するときはどちらか1つの書式に統一する必要があることを覚えておきましょう。

恐れ入ります・恐縮です

先ほどすみませんには謙遜表現が含まれていると述べましたが、謙遜表現をより強調したいのであれば「恐れ入ります」というフレーズがおすすめです。「恐縮です」というフレーズも同様に謙遜表現を強調できるので、目上の方に感謝の気持ちを伝える際に使ってみましょう。

注目を集めるための「すみません」

注目を集めるための「すみません」の言い換えとしては「失礼します」が該当します。想像してみてください。社長や会長、部長など多くの目上の方がいる場で注目を集めたい時に「すみません」とは言いづらいですよね。そのような時に「失礼します(失礼いたします)」を使ってみましょう。正しい日本語で敬意を払いながら注目を集めることができます。

「すいません」は使えない表現なの?

先程から「すみません」の意味や使い方について解説してきましたが、「すいません」は使ってはいけない表現なのでしょうか?

結論から言うと、家族や親しい先輩後輩の関係であれば使っても大丈夫です。もととなった正しい表現は「すみません」ですが、発音しやすく時代と共に変化してきた言葉が「すいません」です。世間からは当たり前のように認知されて、今も日本中で「すいません」が飛び交っています。

特段敬語に気をつける必要のない関係性であれば、発音のしやすい「すいません」を使っても問題ないでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?「すみません」と「すいません」の違いは発音です。正しい日本語表現は「すみません」の方になります。すみませんの”み”の発音のしづらさを解消するために「すいません」という言葉が派生してできたので、ビジネスシーンでは「すみません」を使うよう意識しましょう。また「すみません」には謝罪・感謝・注目の3つの意味があります。「すみません」を丁寧に言い換える際に、それぞれの意味に対応した敬語にすることを覚えておきましょう。謝罪のすみませんは「申し訳ございません」、感謝のすみませんは「恐れ入ります」、注目のすみませんは「失礼します」と当てはめることができます。

また英語で表すとなると、謝罪が「I’m sorry」感謝が「Thank you」注目が「Excuse me」となるので覚えておきましょう。

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