転職したいと思っている皆さんは、どのような方法で転職活動をしていますか？
私自身も転職活動を最近までしており、１ヵ月かけてやっと転職先を見つけることが出来ましたが、一昔前はハローワークに行き求人検索に時間や労力が今よりも掛かっていました。
最近ではネットで求人検索をする方法が主になって来ており、自宅で簡単に好きな時間に求人検索が出来てとても楽になっています。
しかしネットで求人を探す場合、転職エージェントサービスを通しての転職活動と転職エージェントを通さない方法で行う転職活動方法と２種類にわかれます。
今回は、転職エージェントを使わない方法での転職活動のコツや気をつけることを紹介していきたいと思います。
そもそも転職エージェントを使うメリットはあるのか？
転職エージェントはとても便利で最新の求人を紹介してくれる以外にも、良い点がたくさんあります。
次に転職エージェントの良い所と転職活動に使用した場合のメリットを紹介します。
希望条件の求人を探してくれる
まず、転職エージェントサービスは、希望する求人を紹介してくれるサービスであることは、皆さんご存知だと思います。
職種以外にも、勤務場所や通勤距離や通勤時間、給料面や雇用条件、手当ての有無、勤務時間などの希望条件をエージェントに伝えることで、それに合った求人を探してくれます。
また、求人をハローワークやネットでまだ掲載していない、非公開求人を早く教えてくれる場合もあるため、希望する条件の求人を早く知ることが出来きます。
非公開求人はレア求人とも言われていますので、紹介してもらった場合は、早い者勝ちなので条件に合っている場合、すぐに面接試験を受けることがおススメです。
面接の日程を企業に連絡して組んでくれ、面接に同行してくれる
転職エージェントに求人を紹介されて気になる求人があった場合、転職エージェントのほうから、その企業に問い合わせて面接の日取りを決めてくれる場合があります。
簡単に言いますと企業との間に入って橋渡しをしてくれます。
主に専門の転職コンサルタントが面接の日取りを企業に問い合わせてくれます。
そして面接試験の日時が決まった場合、コンサルタントからは当日どのような方法で面接に行くかを聞かれる場合があります。
私自身も転職エージェントを使った転職活動をした際に、面接試験を受ける日は車で向かいましたが、「駐車場は、企業の向かえにあります」「当日は同行させて頂きます。近くまで来たら携帯電話に連絡をください」と言われました。
現地の駐車場に行くと、スーツを着た男性コンサルタントが待っていました。
そうなんです。転職エージェントを使用すると面接の日取りを調整してくれるだけではなく、面接に同行してくれると言うサービスがあります。
私の場合は車で現地集合でしたが、場所が解らない場合や不安な場合は自宅まで迎えに来て面接を受ける企業まで同行する場合もあります。
ひとりでドキドキして不安な気持ちで面接を受けるよりも、一緒に企業に行く事で安心感を得てリラックスした状態で面接試験にのぞむことが出来るのです。
在職中の場合、今の仕事の悩みを聞いてくれる
転職活動は無職な状態で行う人だけではありません。
仕事をしながら転職活動をしている人もいるのです。そしてそのほとんどの人が「今の職場に問題がある」「自分の今している仕事にやりがいを感じられない」など、在職中の職場に対し、悩みや不満を感じている場合があります。
転職エージェントを使った場合、転職コンサルタントが専門で求人を検索や紹介する以外にも悩みや相談を聞いてくれる場合があります。
私の場合も、コンサルタントに「今の職場はサービス残業が多い。給料が安い」「希望した勤務時間に仕事が出来ない」と言った点を相談したことがあります。
しかしこれは、コンサルタントに悩みを相談していると感じている人が多いと思いますが、悩み相談以外にも企業の情報収集をしている可能性が非常に高いと言えます。
在職している企業の給料形態や従業員の人数以外にも月の残業の合計時間や有給取得できているのかなどの情報を収集しているのです。
このような情報でブラック企業であるかどうかの判断やその企業の求人を転職コンサルタントの方で他の転職活動者に紹介するかを判断する材料としている場合があります。
転職対策や面接のコツや履歴書の書き方等のアドバイスを受けることが出来る
転職活動初心者の場合、「履歴書ってどうやって書けばいいの？」「志望動機ってどうやって考えて書けばいい？」と悩んでしまう人が多いと思います。
そして面接試験も「緊張してしまうかもしれない」「どうやって受け答えしたらいいのか」と不安を感じる人がいると思います。
転職エージェントを使った転職活動をした場合、このような不安や悩みを聞いてアドバイスを受けることが出来ます。
「履歴書の志望動機をどうやって書いたら解らない」と転職コンサルタントに相談した場合、文章は全て考えてくれることはありませんが「その希望する企業の魅力やもし入社が決まった場合にしてみたい事や目標を文章にまとめてみるといい」とアドバイスをしてくれる場合があります。
他にもスーツを着る場合のネクタイの色や靴下や靴の色までアドバイスしてくれます。
転職活動初心者さんから見ると、転職エージェントの存在はとても必要なサービスと言ってもよいかもしれません。
仕事が決まればお祝い金がもらえる
転職エージェントから紹介してくれた、求人に無事に入社が決まった場合入社お祝い金がもらえる場合があります。
このお祝い金は実際は企業から支払われており、３ヵ月以上勤務すると給料にプラスされて支給される場合が多いです。
転職エージェントのサービスは企業がお金を出して求人を紹介してもらうと言う形となっています。転職エージェントからお祝い金が出ていると勘違いしてしまう人が多いですが、本当は企業からお祝い金が出ていることを忘れないようにしてください。
又、お祝い金が支給された場合、すぐに転職エージェントの方へ支給されたことを連絡する必要があります。
これは２重受け取りを防止する為でもあると言われています。
県外への転職が決まった場合は、企業と相談し引っ越し費用も負担してくれる場合も！！
転職をする場合、「県外に行ってみたい」「田舎から都会に行きたい」といったケースもあります。
しかし田舎から都会へ転職した場合「引っ越ししないといけない」「賃貸を探すのが大変」といった問題が出て来ます。
自分ひとりで探すとなると「知らない場所で土地勘もないし、どうしよう」と言う気持ちになってしまうと思います。
転職エージェントを使った場合、このような悩みや不安は解消される場合があります。
企業を紹介され県外に転職した場合、企業から賃貸を紹介される場合もありますが企業に近い賃貸を紹介してくれる場合もあります。
また、引っ越し費用が高額となれば、転職エージェントから企業に引っ越し費用を全額負担や半分負担など対応を呼びかけてくれる場合もあります。
転職エージェントを使わない人の理由は？
転職エージェントは便利なサービスなんですが、そのサービスを利用しない転職活動方法もあり、あえてその方法で転職活動をしている人も存在します。
それは何故か？その理由を次に紹介していきたいと思います。
自分で探したいという責任感がある
転職や就職活動は、自分自身の問題であり希望する職種や条件がある場合「他人を頼っていたら希望する求人を探すことができない」「これは自分自身の問題」という考えを持っている人は多いです。
そのため、転職エージェントサービスに頼らずに、自分で求人を探す人もいるのです。
転職エージェントを利用するのがめんどうで嫌い
転職エージェントサービス自体、利用するのが「面倒くさい」と考えている人もいます。
特に、在職中の人の場合だとこのパターンは多く存在し、「仕事からヘトヘトで帰って来て、転職エージェントからの長い電話対応が辛い」「経歴を電話で長々と説明するのも大変」という人もいれば「電話の日時指定しているのに、時間指定無視してくるエージェントがいる」「仕事が決まったのに求人紹介の電話をしてくる場合もある」といったこともあります。
私自身も、「仕事が決まりました。もうサービスは利用しません」とエージェントの方に連絡しているのに、その１ヵ月後に「最新の求人が入りましたのでそのご報告です。すごくおススメですよ」と夜の２０時に連絡が来た事があります。
この場合、イライラしてしまう人が多いですが、転職エージェント側も仕事として行っているのです。コンサルタント自身のノルマというものがあり、電話での求人紹介も仕事のうちといわれています。
しかし最近では、メールやSNSで求人紹介してくれる転職エージェントもあり、電話がかかってきて、長々と求人紹介を聞くという負担をなくすようにしている、転職エージェントもあります。
１度エージェントを使って転職活動したが失敗した事がある
転職は全て成功するわけではありません。
転職エージェントから紹介された企業の転職が決まって、転職をしてみたが「あれ？給料が条件と違う」「こんな業務するって聞いていない」「勤務時間が条件と違う」という問題が発生してきます。
私自身も、転職エージェントを使って１度転職に失敗したことがあります。
私の場合は、勤務時間と給料が条件と異なっていたことが原因でした。
１度失敗してしまうと、人は同じ失敗をしないようにするものです。
もし転職エージェントを利用し、転職成功したとしてもエージェント側で紹介した条件と違っている場合があります。
その場合は、企業側ではなくエージェント側にすぐに報告することが大切です。
紹介した求人と条件が違っていた場合、エージェント側が虚偽の求人を紹介したことになってしまいます。
「紹介されていた条件と違っていた」「企業にひどい扱いをされている」など報告し、同じ被害が出ないようにした方がよいと思われます。
希望した求人を紹介されなかったから
転職するなら、希望した条件の企業に転職するのが普通です。
しかし、「給料は手取りでこれくら」「手当重視」「自宅から近場で」といったよい条件の企業はなかなか見つからないものです。
給料が高くて手当が少ない企業もあれば、基本給が少なくて手当が充実している企業もあります。
条件が完璧に合う企業を転職エージェント側から紹介されることは、とても難しいということを覚えておく必要があります。
また、希望する条件を無視する求人を紹介してくる場合は別です。
「夜勤なしの日勤のみで」「子持ちなので、子どもが学校から夕方帰ってくるので、１５時までの勤務で」という条件で求人を希望していましたが転職エージェントから紹介された求人が「夜勤月２回ありの福祉施設」「９時から１６時までの企業求人」など条件に合わない求人を紹介される人もいます。
この場合は、きちんと条件を転職エージェント側に伝えて条件と異なっていることを伝える必要があります。
転職エージェントを使わない転職方法とコツ
転職エージェントを使わないで転職することは可能です。
しかし実際にどのような方法で転職をするのか？
次に、転職エージェントサービスを利用しないで、自身で転職する方法とコツを紹介します。
企業に直接電話をして求人の有無を問い合わせる
気になる企業を見つけた場合、まず電話でその企業に連絡してみる方法が一番、簡単でスムーズな方法といってもよいと思います。
電話で現在、求人を出しているのか？を聞いてみる方法ですが、この方法はお互いの顔が見えないのでつい安心し、敬語を使わずに話してしまう場合がありますので気をつける必要があります。
また、電話で連絡する場合は企業が気になって電話したことや「今、募集していますか？」と素直に聞いてみるとよいと思います。
ほとんどの企業は、人事部の職員に電話をかわってくれる場合があります。
そこで「では、面接しましょう」といわれれば、ラッキーですが「今は求人出していません」といわれる場合もあります。
電話で求人の有無を確認し面接試験までいく事ができる確率は、半分と考えていた方がよいかもしれません。
企業のホームページから問い合わせる
企業の多くには、ホームページがあります。
ホームページには、企業の紹介や代表者の挨拶が紹介されています。
そしてホームベージには採用情報というページも存在する場合もあります。
これはホームページのアドレスから、直接企業に面接試験を申し込むことができる方法といってもよいです。
私自身も、この方法で面接試験を受けて採用になったことがあります。
この方法は、その企業が出している求人内容を確実に知ることができるためベストな方法といってもよいと思います。
「電話で企業の社員と話すのが苦手」「電話だと緊張するから避けたい」という人にはおススメな方法でもあります。
ホームページの採用情報のページから問い合わせることで、折り返しその企業から電話かメールで面接の日時の連絡が来るため、自宅にいながらでもリラックスした状態で出来る転職活動といってもよいと思います。
直接企業に訪問して見学をし求人の有無を聞く
この直接企業に訪問する方法は、現在はあまりおススメできない方法でもあります。
特に医療関係や福祉関係の職種の場合は、感染症対策に力をいれている場合があります。
もし、電話アポを取っていない状態で「見学に来ました」「求人あるか直接聞きにきました」となると、企業側も「そんな急に！？」「見学なんて聞いていない」と慌ててしまう可能性が非常に高いです。
企業への直接訪問をする場合は、まずは見学は可能か？電話で確認をしてからの訪問をすることをおすすめします。
転職サイトを使用する
現在、色々な転職サイトが存在します。
転職サイトは、求人を掲載しているサイトをいいます。
利用方法は簡単で、希望している条件を登録することで求人を検索することが出来てとても便利なサイトといってもいいでしょう。
しかし転職サイトに掲載している求人はあくまで、求人の紹介の場合が多いです。
その求人から問い合わせボタンをクリックすると、転職エージェントのホームページに移動する場合やハローワークのページに移動する場合もあります。
企業のホームページに移動する場合や企業のメール窓口に移動する場合もありますが、転職エージェントが間に入っての求人紹介となる場合が多いです。
ハローワークを利用する
この方法は、一昔前にしていた転職活動方法です。
私自身も、求人情報を知りたくて利用していたことがあります。
しかし現在はネット検索や広告などで求人検索が出来る世の中で、ハローワークを使ったことがない人がいると思います。
ハローワークは誰でも利用が可能です。
勿論、在職中でも無職の人も利用出来ます。
利用方法は、ハローワークに行き受付をして順番になったらパソコンで希望条件を入れて求人を検索します。
気になる求人があれば、印刷をして受付に行き企業に紹介を申し込みます。
ハローワークの場合は専門のソーシャルワーカーが間に入って、企業の橋渡しをしてくれます。
特に無職の人の場合は就職活動に力を入れて、企業との連絡を取り合い面接の日時の調整もしてくれます。
在職中の人の場合は、求人閲覧のみ可能で転職活動はハローワークでは難しいと思われます
転職エージェントを使用しない場合の注意点
転職エージェントを利用しない方法で転職することは可能ですが、注意する点があります。
転職エージェントを利用しない場合は、次に紹介することを覚えておく必要があります。
求人を探し面接を受ける日を自分で企業と相談しないといけない
自身で転職活動をする場合は、求人を探してその企業と面接の日時を相談し決める必要があります。
転職エージェントのサービスを利用すると、求人検索も面接の日時調整も企業の間に入って行ってくれます。
しかし転職エージェントを利用しないとなると、全て自身で行う必要があります。
在職中の人だと、労力や時間がかかってしまい大変な部分がでてきます。
非公開求人を見逃している可能性もある
転職エージェント側で紹介する求人は、求人サイトに掲載していない非公開な求人の場合があります。
しかし転職エージェントを利用しない方法での転職活動となれば、その非公開求人を知らないままの転職となります。
非公開求人はレア求人といわれており、条件がよい求人の可能性が非常に高いです。
転職エージェントを利用しないことで、レアな求人を見逃してしまう可能性があります。
給料の交渉が高く設定する事が難しい
自身で転職活動をして、転職が決まると企業側から給料が設定されます。
その殆どが、最低賃金で設定される場合が多いです。
例えば２４万〜２６万の給料という求人が出ているとします。
「２６万円もらえる」と思う人もいると思いますが、転職が決まると２４万で給料が設定されます。
「えっ！！２６万じゃないの？」「なんかズルイ」と感じてしまう人がいると思いますが、これは企業側が「雇ってやったんだから」「採用にしてやった」という考えがあるからだと思います。
しかし転職エージェントが間に入ると、給料は高めに設定するように交渉してくれる場合があります。
「そちらに入社を希望されています」「給料の条件は、２５万円を希望されています」と企業側へ交渉してくれる場合があります。
自分で給料の交渉をするのは、なかなか緊張し遠慮してしまうものです。
転職エージェントが間に入る事で、給料の交渉はしなくても済む場合があります。
面接試験が不合格であっても、落ち込んでいる場合ではない
転職活動で避けられないことは、面接試験不合格という問題です。
これは誰しもが合う試練といってもよいと思いますが、転職エージェントを利用しないで
面接試験にのぞんで不合格だった場合、「不合格！？どうしよう」「何が悪かったのかな」という気持ちになってしまい落ち込んでしまいます。
しかし落ち込んでいる暇はなく、求人をまた探さないといけません。
転職エージェントが企業との間に入ってくれている場合、面接試験が不合格であったとしても「何故、不合格だったのか？」「企業からの不合格理由」を教えてくれる場合があり、「では新たに求人を紹介します」「次の面接の日時を調整します」と次々、求人を紹介してくれる場合があります。
転職エージェントを利用した場合は次の面接に備えるだけでいいのですが、転職エージェントを利用しない場合だと求人探しを一から始めないといけません。
落ち込んでいる暇はないということになります。
まとめ
転職エージェントを利用しない方法で転職することは可能ですが、労力や時間が必要となることを知っていただけたでしょうか？
まずは、自身で転職活動してみても良いかもしれませんが、「大変だ」「求人を探す暇がない」という問題が発生してきた場合、転職エージェントの助けを借りてもよいかもしれません。
よりスムーズに労力と時間を少なくするために、転職エージェントのサービスを上手に活用するとよいと思います。
キャリチェンでは、専門のキャリアコンサルタントが女性のキャリアアップやキャリアチェンジをご支援いたします。
転職にまつわるささいなご相談から、自己分析などキャリアプランの作成、面接練習などの具体的な選考対策まで幅広くサポートいたします。
土日休みで残業もほとんどないお仕事も多数ございますので、「定時で上がってアフターファイブを楽しみたい！」など
プライベートとの両立を叶えたいという方は是非お問い合わせください。
今なら、LINEから3分ほどで簡単にお申し込みいただけます。
是非お気軽にご相談ください。
