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JIS規格の履歴書ってなに?履歴書にも種類があるの?

転職活動でまず最初に必要な書類といっても過言ではない『履歴書』ですが、履歴書にも種類があり、若干記載されている内容が違うのです。

企業によっては「JIS規格の履歴書で提出してください。」と指定される場合もあります。【JIS規格】という言葉はあまり聞き慣れない言葉ですが、いったい何でどのような特徴があるのでしょうか。

そこでこの記事では、JIS規格の履歴書についての特徴や記載内容、変更点などをご説明していきたいと思います。またどこで購入することができるかもご紹介しますので、これから履歴書を書く方や転職活動を始めようとしている方はぜひ、参考にしてください。

【JIS規格の履歴書の前に…】そもそもJIS規格とは?

先ほどの導入文で述べたように「JIS規格の履歴書で提出してください。」と履歴書を指定している企業があります。そもそも『JIS規格』とは何なのでしょうか。まず最初に、『JIS規格』についてご説明していきたいと思います。

JIS規格とは『日本工業規格』

JIS規格とは、「日本産業規格(Japanese Industrial Standards)」という工業標準のことです。工業標準化法に基づき経済産業省に設けられた「日本工業標準調査会」の答申を受けて、関係各省の大臣がその評価を下す仕組みとなっています。自動車や電化製品など産業製品生産に関するものから、文字コードやプログラムコードといった情報処理、サービスに関する規格などもあります。

例えば、トイレットペーパーのサイズも日本のJIS規格があります。紙幅114mm、真ん中の空洞部分の直径は38mm、ロール直径120㎜以下と定められています。このように標準化することによって、どのメーカーのトイレットペーパーを購入してもホルダーに取りつけることができます。

JIS規格の履歴書とは

JIS規格の履歴書は、先ほど説明したJISが規格した履歴書です。日本では履歴書の様式の参考例として、厚生労働省が推奨しています。あなたのことを知るための最低限必要な情報を書く欄がまとまっているシンプルな履歴書です。就職、転職、アルバイトやどんな業界・業種の応募にも対応できる履歴書なので、どの履歴書で書くべきか迷っている方は、JIS規格の履歴書をオススメします。

JIS規格の履歴書にある項目

JIS規格の履歴書について理解した次は、JIS規格の履歴書にはどのような項目があるのでしょうか。1つずつ詳しく解説していきたいと思います。

日付

この欄に書く日付は、履歴書を提出する日です。郵送であれば投函日、持参であれば提出する日を書きます。年号は和暦でも西暦でもどちらでも構いませんが、履歴書全体でどちらかに揃えましょう。

証明写真

「4×3cm」の大きさで3ヶ月以内に撮影した写真を貼りましょう。証明写真は、第一印象になる重要な写真なので、髪型や服装が整っている清潔感を出しましょう。液体のりはシワになりやすいので、スティックのりで貼ることをオススメします。また、証明写真が剥がれてしまった際に誰の写真かすぐに分かるように、裏に氏名を書いておきましょう。

氏名

氏名は、自分の名前を正しく書きましょう。姓と名が分かるように、苗字と名前の間には一文字分スペースを空けて記入してください。氏名の読みがなは、履歴書に「ふりがな」と記載されているのでひらがなで書きましょう。

現住所

現住所は、あなたが現在住んでいる都道府県から建物名や部屋番号まですべて正式名称で書きましょう。ふりがなは、左詰めで都道府県と市区町村までを書くのが基本です。建物名に漢字が入っている場合は、建物名にもふりがなを書きましょう。また、ふりがなは平仮名が続いて読みにくくなるので、「とうきょうと としまく」のように、都道府県名と市区町村名の間にもスペースを空けて書きましょう。

また、丁目や番地は「〇-〇-〇」とハイフンを使って書いても選考に影響はないですが、手を抜いていると採用担当者に思われてしまい、マイナスな印象を与えてしまう可能性があります。そのため心配な方は「〇丁目〇番地〇号」と書くと、より丁寧な印象になるでしょう。数字は漢数字ではなく、算用数字で書きましょう。漢数字で書くと「-(ハイフン)」と「一(漢数字の1)」が紛らわしく区別がつきづらくなるので、注意しましょう。

連絡先

連絡先欄には、実家など現住所以外に連絡先がある場合のみ記入します。実家暮らしや書く必要がない場合は、「同上」と書きましょう。空白は記入漏れと思われてしまうので避け、現住所と同じ住所を書く必要もありません。

学歴・職歴

学歴は、どこから書くか明確な決まりはありません。しかし、高校以降は義務教育ではないので、「高校入学」もしくは「高校卒業」から書くのが一般的です。学校名は省略せず正式名称で書くので、「高校」ではなく「高等学校」となります。大学や専門学校は学部・学科も略さず、正式名称で書きます。一行で収まらない場合は、行を分けて書いても構いません。もし仮に中退した場合は、年月と一緒に「中途退学」と書きます。

職歴は、基本的に「正社員の経験」です。前職に勤めていた会社の正式名称や期間を記入しましょう。新卒で正社員の経験がない場合はの場合は左寄せで「なし」と書き、次の行に右寄せで「以上」と書きます。この場の年号も、西暦・和暦どちらでも構いませんが、履歴書全体で統一しておきましょう。また平成を「H」令和を「R」などと省略するのはやめましょう。

学歴と職歴の欄はそれぞれ項目が分かれていないので、自分で書く必要があります。

免許・資格

免許・資格の欄は、まず免許から書きます。普通自動車免許を保有している場合は、応募する企業に関係なくても書くことができます。免許・資格の欄はスペースが限られているので、資格をたくさん持っている方は選別する必要があります。その際に、応募する企業の業務に関連するものを必ず書きましょう。また、取得に向けて勉強している資格がある場合は「◯◯資格取得に向けて勉強中」と書いて自己アピールしてもいいでしょう。ここでも同様に資格は省略せず、正式名称で取得した年が古い順に書きましょう。免許や資格を何も取得しておらず、書くことがない場合でも空白は避け「特になし」と記入しましょう。

志望動機・特技・好きな学科・アピールポイントなど

志望動機は、応募する企業によって内容を変えましょう。企業のホームページや説明会などで企業研究をして「企業がどのような人材を求めているのか」を分析しましょう。企業が求める人物像と自分が共通するところを探すと共に「入社後、何を活かしてどう貢献することができるか」をアピールしましょう。

特技やアピールポイントは、得意なことについて自由に書いても構いません。しかし、その特技を「どのように仕事へ活かすことができるか」について書くと、より効果的なアピールになるのでオススメです。

ここでは、志望動機や特技などがひとまとめになっているので、企業に対する入社意欲や自己アピールをしっかり書きたい方には不向きかもしれません。

本人希望欄

本人希望の欄は、「貴社の規定に準じます」と書くのが一般的です。健康面や親の介護など、何か企業に伝えなければいけないことがある場合は、きちんとその旨を簡潔に伝えましょう。また複数の職種が募集されている場合は、「◯◯職を希望します。」と書いてもいいでしょう。

JIS規格の履歴書の変更

JIS規格の履歴書は2020年7月に様式例の変更がありました。それに伴い、2021年4月に厚生労働省は履歴書の新しい様式を発表しました。

変更点

変更された2点は以下の通りです。

①性別欄を(男・女)の選択制から任意記入。また未記載も可能。

② 通勤時間・扶養家族数・配偶者の有無・配偶者の扶養義務欄の削除。

変更された理由

①性別欄の任意記入の理由

厚生労働省は「性自認の多様な在り方に対応するため〔男・女〕の選択ではなく任意記載欄にしました。」と書いていました。近年のLGBTや性自認(自分の性をどのように認識しているのか)の問題から、任意記入に変更されました。

応募者(履歴書の本人)は自由に記入することができ、記入を希望しない場合は「未記載」でも構いません。厚生労働省は、性別欄の記載内容や未記載であることが原因で採否を決めないようにお願いします。

ただし、性別の把握が必要な場合は、面接などで適切な方法により確認することがあります。

【性別の把握が必要な場合】

*制度上、特定の性別の人を就業させることができない場合

*女性が少ない会社において、女性を積極的に採用する場合

(男女雇用機会均等法第8条の規定があるので)

*男女の応募者数を把握する必要がある場合

(女性活躍推進法により、男女別の採用における競争倍率を把握する必要があるので)

②各設問の削除の理由

厚生労働省は「特に応募者のプライバシーの要素が非常に高い情報であることなどを

踏まえ、新たな様式例では項目欄としないこととしました。」と書いていました。

通勤時間や家族構成などは、本人の職業能力とは関係ない事であり、採否を決める選考基準とすることは適切でないので、削除されたようです。

転職時の履歴書はJIS規格でなければいけないの?

指定されていなければ、基本的になんでもいい

これまでJIS規格の履歴書をご説明してきましたが、転職活動では必ずしもJIS規格の履歴書ではないといけないというわけではありません。JIS規格の履歴書は企業に応募する場合にあなたの情報が必要最低限記載されているので、推奨されています。JIS規格の履歴書でなくてもあなたの情報が十分わかる履歴書であれば、基本的にはどんな履歴書でも構わないです。

しかし、冒頭で述べたように企業によっては「JIS規格の履歴書で提出してください。」と指定している場合もあります。その場合は、必ずその指示に従うようにしましょう。もし間違えてJIS規格の履歴書以外の履歴書で提出すると、「指示に従うことができない人なのかな?」とマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。履歴書の間違いで選考に影響しないように指示に沿う履歴書を用意しましょう。

JIS規格の履歴書を手にいれる方法

コンビニや文房具店などで購入する

JIS規格の履歴書はコンビニや文房具店、100円均一ショップなどいろんな場所で手軽に購入することができます。買いに行くことができない場合は、ネットショッピングで買って配達してもらうという方法もあります。しかし、ネットショッピングで購入する場合は送料や配達までに日にちがかかることがあります。履歴書の金額より送料の方が高くなってしまったり、配達までに日にちが掛かってしまい提出日に間に合わなかったりする場合があるので、注意して購入しましょう。

インターネット上でダウンロードする

JIS規格の履歴書は、インターネット上でダウンロードすることもできます。面接用の服や移動費など転職活動は何かとお金がかかります。履歴書のフォーマットは基本的にインターネット上で無料でダウンロードでき、自宅のプリンターやコンビニで印刷することができます。コンビニなどで購入すると2〜300円ほどしますが、インターネットからダウンロードして印刷すると少し安く印刷できるので、経費削減したい方にオススメです。

「JIS規格履歴書 ダウンロード」と検索すると、無料で履歴書がダウンロードできるwebサイトがたくさん出てきます。ここで注意することは、webサイトの中には、志望動機の欄が多く設けられてたり、志望動機の欄と自己アピールの欄が分けられていたり、サイトによってテンプレートが異なることがあります。応募する企業から「JIS規格の履歴書で提出してください。」と指定されている場合は、その指示に従いましょう。

まとめ

今回は、JIS規格の履歴書についての特徴や記載内容、変更点などをご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。JIS規格の履歴書は必要最低限の項目内容が設けられているシンプルな履歴書であることがわかりました。JIS規格の履歴書は厚生労働省が推奨しているので、JIS規格の履歴書は認めないという企業はおそらくないと思います。JIS規格の履歴書は志望動機や自己アピール欄がひとまとめになっているので、もっとアピールしたい方は欄が多く設けられている履歴書を選んでもいいでしょう。

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