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秘書検定は転職に有利?転職で有利な資格一覧【業界別】

資格さえ取れば転職に有利だと安易に考えるのは危険です。

もちろん業界によっては資格の取得が必須であったり、給与アップに働く場合もあります。どの業界にどんな資格があるのかまずは認識しておきましょう。

秘書検定は転職に有利?

秘書検定とは、秘書を目指す資格だと考えられることが多いですが、そんなことはありません。

社会人としての一般常識やビジネスマナーが身につく資格です。

学生時代に就活対策として取得した方も多いのでしょうか。それもそのはずで、秘書検定の受検者の割合は、学生がほとんどだと言われています。

大学生・短大生が約半数、専修・各種学校生が1割、高校生が2割。つまり、秘書検定の受験者は、実は約8割が学生なのです。

今後社会に出る際に役立つ一般常識を知る機会として、多くの学生が受験しています。

秘書検定と他のビジネス系検定との違い

秘書検定の特徴は、秘書に求められる知識やスキルを問われるということです。秘書はサポート業務ということで、一歩引いた立場から、上の立場の人のサポートをするという役割であり、それに対応できる知識を問う問題が多いです。

他のビジネス系検定とは異なり、他人に対する振る舞いとそのマナー、専門的な能力が問われます。ビジネス系検定としては、「ビジネス文書検定」「ビジネス実務マナー検定」「ビジネス電話検定」「サービス接遇検定」などがあります。

秘書検定によく似ているものとして、ビジネスマナー検定が挙げられます。

秘書検定の出題範囲は、「必要とされる資質」「職務知識」「一般知識」「マナー・待遇」「技能」の5つです。

対してビジネスマナー検定の場合は「必要とされる資質」「企業実務」「対人関係」「技能」の4つ。出題範囲はよく似ており、共通点もあります。

しかしビジネスマナー検定は自分目線の振る舞いやマナーの知識が多いのに対し、秘書検定は相手目線の振る舞いやマナーの知識が多くなっています。

それぞれに違いがあるため、自分がどの分野の知識を学びたいのか考え、どの資格を受験するか考えるといいいでしょう。

では、秘書検定という資格は、転職市場においても役立つのでしょうか。

秘書検定を取得するメリット

社会人として必要なマナーが身に着いていると判断される

秘書検定では敬語の使い方や、手紙やビジネス文書の出し方、ビジネスシーンでの座る位置などを学びます。

このため、社会人としての一般教養を、資格として学ぶことができるのです。

転職市場においては、秘書検定を持っていることで、社会人としてマナーのある人間だと評価される傾向にあります。

仕事への意欲が高いと判断される

自主的に資格を取得しているのは、企業からしたら好印象です。秘書検定には資格取得だけでなく、勉強にもお金や時間がかかります。

仕事のステップアップのために時間を費やし努力しているのは、非常に高評価です。

電話対応がすぐできる

転職する際には、急に企業から電話がかかってくる場合もあるでしょう。その際に電話対応がままならない状態では、企業に悪印象です。

秘書検定では、電話対応についての勉強もあります。電話対応がすぐにスムーズにできるので、企業へのエントリーの際も役立ちます。

ビジネスシーンで恥をかかない

一番大きなメリットは、なんといっても、社会人としての素養を身に着けているので、ビジネスシーンで失敗しづらいことでしょう。

秘書検定は記述式ではなく、選択形式で試験が行われます。このため、正解の選択肢を選ぶだけでなく、間違いの選択肢も頭に入れることができます

ビジネスの場で、「○○をしてはいけない」というのがわかるので、転職する際に役立ちますし、市場価値の高い人間になりやすいです。

秘書検定の難易度と試験内容

秘書検定は、学生も受けるものであるため、基本的にそこまで難易度が高くありません。3級から1級まであります。

就職活動においては3級から役立ちますが、転職する際は、既に社会経験があるため2級以上でないとアピールにならないでしょう。

3級

一番簡単な級です。基礎的なビジネスマナーが問われます。最低限の言葉遣いや上司の仕事を効率よく進めるためのサポートが問われます。上司との対応においての基礎を学ぶには効果的です。

最も簡単なレベルですが、履歴書にも記載できる級であり、社会人としての基礎スキルや一般的に必要なスキルを持っていることを証明できます。3級以上の級を取得している方が、高い評価を得られますが、3級を履歴書に書いてもいい印象を与えられます。積極的に記入しましょう。

2級

3級と比較し、「上司とのやり取り」だけではなく、「秘書業務」まで範囲が広がります。

準1級

準1級から、面接試験が入ります。このため、学生はあまり受験しません。秘書になりたい人などが受ける級です。難易度はグンと上がります。「人柄」なども見られますので、自分を客観視し、人柄の良い人間に見せる力も必要になります。

準1級以上は、2級3級と比べると難易度が一気に上がります。それに伴い、履歴書に記入すると一層高いアピールになります。話し方、立ち振る舞い、マナーなど社会人として必要な基礎能力が身についている証明になるのです。難易度が高い資格になるので、履歴書には積極的に記入してくださいね。

1級

秘書としてやるべきことが完全にできる人のみが合格できます。常に先を読んでサポートできるような、ビジネスセンスなども問われます。

秘書検定の費用

秘書検定の費用は以下の通りです。

費用
3級 2,800円
2級 4,100円
準1級 5,300円
1級 6,500円

秘書検定の勉強方法

秘書検定の受験を検討する際に、迷うのが勉強方法でしょう。独学でも合格できるのか、それとも通信教材を使用したりスクールに通ったりする必要があるのでしょうか。ここからは秘書検定に合格するうための勉強方法を紹介します。

独学でも可能

秘書検定2級と3級はテキストを利用した独学でも、十分合格を狙えるでしょう。2級と3級は実技試験がなく、筆記試験のみなので、テキストを繰り返し解いたり、過去問を解いたりすれば合格レベルまで到達できるのです。また、正答率は60%以上で合格できる上、全てマークシートで回答するため、合格基準はそこまで高くありません。

ただし1級と準1級は筆記試験に加えて、実技試験もあります。面接を一人で練習するのは難しいため、このレベルになると誰かと一緒に練習したり、スクールに通ったりするのがいいかもしれません。

通信講座やスクールに通うのも手

独学で一人でコツコツ勉強するのが苦手…という方は通信講座や資格取得のためのスクールに通うのも手です。添削サービスや質問対応を求める場合は、通信講座やスクールを利用するのもおすすめです。

【業界/職種別】他に転職で有利になる資格

業界問わずに有利になる資格

TOEICやTOEFL

資格ではありませんが、どちらも英語力を図るために重要視されるテストです。特に外資系企業に対して、アピールしやすくなります。外資系の企業と取引を行う代理店などでも有利に働くと思われます。

ただし、採用時に評価される点数のラインは、TOEICだと600〜800点以上、TOEFLだと213点以上と言われているので、それ以下の場合はアピールポイントにはならない可能性があります。

日本国内での知名度は圧倒的にTOEICの方が高いですが、世界的にはTOEFLの結果のほうが評価される風潮にあります。日本企業に転職するならTOEIC、外資系企業に就職するならTOEFLを受けるのがおすすめです。

費用は下記です。

テスト    
TOEIC 6,490円 ※2020年4月実施よりリピート割引5,846円
TOEFL 235USドル ※通常申し込み以降は275USドル

経理系

日商簿記検定

簿記に関する知識について、「株式会社の経営管理に役立つ」レベルを持つことを証明する資格です。1級から3級までの資格があり、転職として有利に働くのは2級からと考えられます。

特に女性におすすめですが、男性が取得しておいても有利にはたらきやすいものです。財務諸表が読めるなど、大手・中小問わずに経理面に強いことが証明できるほか、営業職などでも数字に強いことが証明できる、汎用性の高さがポイントとして挙げられます。

商業簿記と工業簿記の二種類を勉強する必要がありますが、合格率は70%以上と比較的高めです。しっかり勉強すれば数ヶ月の勉強で取得することも可能です。短期間で有効な資格取得を狙いたい人にもおすすめです。

受験料は下記です。

費用
3級2,850円
2級4,720円
1級7,850円

※受験料の他に受験級ごとに事務手数料として550円(税込)が必要です。秘書検定より、少し高額です。

事務系

MOS (Microsoft Office Specialist)

ExcelやWord、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスのスキルを証明するための資格です。年齢や性別を問わずチャレンジしやすく、また活用しやすい資格の一つです。

ExcelなどのほかAccessやOutlookなど、ソフトに合わせて計5種類の資格が用意されていますが、一般的にはExcelやWord、PowerPointの3つを持っていれば、転職活動時に十分アピールできます。

バージョンによって試験内容が異なりますが、より転職に生かしたいなら、最新バージョンの試験を受けたほうが良いでしょう。Excel・Wordについては、一般レベルと、上級レベルのエキスパートの2種類があります。

短期で取得したいのであれば一般レベルを、時間をかけても、よりパソコンスキルを強くアピールしたいのであればエキスパートを受験するのがよいでしょう。

受験料についてはこちらの一覧をご確認ください。

秘書検定

ビジネスシーン全般で使える、幅広いビジネススキルを網羅した検定内容なので、業種を問わず、事務系全般で使える資格といえます。

秘書検定は女性の資格、と言うイメージがありますが、ビジネススキルを証明するという意味では、男性も持っておきたい資格といえるでしょう。履歴書に書きたいなら、2級はとっておきたいところです。

本格的に秘書を目指したいのであれば、さらに準1級、1級を取っておくと安心です。

費用は先ほど紹介しましたので割愛します。

金融・不動産・保険業界

ファイナンシャルプランナー

ライフプランの設計や資産運用、不動産や相続など、お金に関するさまざまな知識を有していることを示す資格です。特に女性におすすめの資格ですが、男性でも金融業界やや不動産業界、士業で活躍したいと思っている人におすすめです。

特に1級は、起業できるレベルのファイナンシャルプランニングの知識を持っていることが証明できるため、キャリアアップとしてはもちろん、未経験でも転職に有利な資格と言えます。

受験料は下記です。

費用
3級(学科試験と実技試験)6,000円
2級(学科試験と実技試験)8,700円
1級(学科試験)8,900円

宅地建物取引主任者

「宅建」とも呼ばれる資格で、主に宅地の売買や取引などを行うために必要な国家資格です。年齢・性別問わずにおすすめできます。

不動産業界ではこの資格を持つ人しか携われない仕事も多いほか、不動産業を経営するにあたり、従業員の5人に1人の割合で、必ず宅地建物取引士を置かねばならないという法律もあるため、未経験でも転職に有利にはたらいてくれる資格と言えます。

ほかにも保険関係の仕事や金融業界などでも重宝されるため、高収入な職種に転職したい人にもおすすめです。

受験料は7,000円です。料金体系は下記です。

費用名金額
受験料7,000円
資格登録手数料37,000円
宅建士証交付申請手数料4,500円

大事なのは資格じゃない!

ここまで秘書検定や転職で有利になる資格を紹介してきました。

しかしながら、資格がなくてもキャリアアップ/キャリアチェンジは可能です。

大事なのは、やる気や経験などであり、必ずしも資格があるから有利になるわけではないのです。

オススメなのはキャリアコンサルタントなどに自分のキャリアを相談することです。

キャリアコンサルタントに相談し、自分の希望する転職を決め、そのために必要なスキルや資格を決めていきましょう。

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