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50歳の転職は現実的じゃない?不利に思われる理由や成功を勝ち取る秘訣とは

長年働いた企業を離れ、転職を考えている方、または、新しい自分を見つけようと、キャリアチェンジを考える方もいるでしょう。2016年に施行された「女性活躍推進法」により、女性の働きやすい社会が浸透しました。しかし、未だ年齢増加に伴う採用率は低いままであり、転職に思い悩む方が多いのも現実です。本記事では厚生労働省のデータをもとに、50歳の転職事情や成功する秘訣について解説します。

50歳の転職が厳しいと言われる3つの理由

年齢を重ねるごとに厳しいものとなる転職成功率。ここで厚生労働省の平成30年の調査結果について見ていきましょう。

引用:厚生労働省/平成30年雇用動向調査結果の概況からのスクリーンショット

厚生労働省が発表した平成30年度雇用動向調査結果内の「年齢階級別入職率・離職率」を見ていくと、50歳~59歳までの10年は入離職率は横ばいであり、どちらも約11%であることが分かります。

引用:厚生労働省/平成30年雇用動向調査結果の概況からのスクリーンショット

一方、転職入職率についてのデータから女性の一般労働だけをみると、25歳~29歳を過ぎたあたりから減少傾向にあり、50歳〜54歳では45歳~49歳の9.5%から-2.8%も下がった6.3%であることが分かります。つまり、50代の入離職率に対して転職活動を経た転入職率は低い傾向にあるということ。これらの情報を統括すると、フルタイムでの転職希望先を見つけるためには、

  • 競争率が高いことを理解すること
  • 採用までの道のりが困難

であることが理解できます。では、パートタイム労働を含めた入職者率は11%ほどであるのに対し、フルタイム労働の転入職率が数字的にも低く、難しいとされる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。大きく分けて以下5つの項目が考えられます。

年功序列制度が影響している

日本にある企業のほとんどは終身雇用制度・年功序列制度を含めた雇用制度が一般的です。社員は長く働く中でこれらの影響を強く受ける傾向にあるため、ポストが空きにくいといった原因が理由であると考えられます。時代の変化と共に、これらの制度を維持することは難しくなりつつも、未だその制度が色濃く残る企業が少なくないため、50歳の転職は難しいと考えられるのです。

内定につながる条件が厳しい

能力や経験、スキル保有が低い傾向にある社員を育てる場合とは異なり、50歳の転職は即戦力につながるかどうかがカギとなります。つまり、内定につながる条件が高く厳しい傾向にあるからこそ、転職難易度も高くなるのです。

50歳の転職に対して先入観がある

50歳の転職に対して企業側に先入観があるケースも考えられます。特に、50歳となればこれまでの経験や経歴などは自己流でつないできた可能性もあります。つまり、50歳という年齢だからこそ、新しいことを教える前に自己流がひとつのプライドとなり、仕事を教えにくいのではないかと感じているのです。また、50歳という年齢から「ベテラン」というカテゴリに該当するため、企業側も利点を見いだしにくいと言えるでしょう。

体力面に不安要素がある

採用側は新しい人材を育てる場合にそれなりの日数や時間を掛けて育てる必要があります。しかし、50歳を過ぎれば新しい仕事を覚えるための記憶力が乏しくなったり、労働そのものに耐えきれない体になったりする可能性が考えられます。どれだけ優秀なスキルを保有していても、年齢に伴う身体的な不安要素と将来性を考慮した結果、採用が厳しくなるケースも少なくありません。

ブランクがある

妊娠や出産、子育てなどを経てきた女性にとっては、ブランクが転職活動にダメージを与えてしまう可能性もあります。50代の正社員求人では、希望職種に関した経歴・能力・スキルを保有することが望ましいため、ブランクのある応募者の場合、デメリットになる場合があります。

企業が50歳の転職者に求めていることとは?

多くの企業が50歳の転職に期待していることには、即戦力につながるスキル・経験の保有と、若い社員をすぐにでも育てることのできるマネジメント力が挙げられます。つまり、『50歳の転職に企業が求めること=即戦力となり企業へと還元できる人材であること』が条件とも言えます。新しい風を通すことも大切な企業ですが、50歳を採用する主な目的には、若い人材を育てあげられるマネジメント力を用いて、これまでの能力やスキルを活かして、企業のさらなる活躍・活性化につなげて欲しいと考えているのです。

50歳の転職で失敗するケースと対処法

50歳という年齢から、転職活動がうまく進まず悩んでいる方や、「これから転職をしたいけれど、50歳を過ぎているから思い悩んでいる」という方も少なくないでしょう。企業の求める人材に対して的確に転職活動を進めていても、最終的に失敗に終わる場合、あなた自身に失敗を招く原因があるのかもしれません。ここでは50歳の転職において失敗するケースと対処法について解説します。3つ挙げていますから、これまでの転職活動や実務中を振り返って読んでいきましょう。

プライドが高い

50歳の転職において最も多い可能性のひとつが、「プライドが高いこと」です。これまでの経験や得た知識から、「実力」「ベテラン」というプライドが転職活動を邪魔している可能性があります。たとえば、これまで長い間事務として勤めてきた実績があることから、事務経験を優遇する企業の給与・待遇が作業ボリュームに見合っていないなど、経験職種の実情を知っているからこそ、待遇面や給与などに納得がいかず、転職活動を失敗につなげている可能性があります。実務経験が長く、どれだけあなたがベテラン枠だとしても、これまでの経歴や知識から築いたプライドを捨てても転職をしたいか、またはプライドを捨てずに転職先を探すかのどちらかを選ばなければならないことを理解すべきです。また、プライドを捨てずに現状を貫いて転職をする場合、非常に厳しい道のりであることを覚悟する必要があります。

経験やスキルを活かそうと固執している

20代から得た経験や知識、スキルを活かそうと、そこばかりに固執する場合も転職活動は失敗につながります。企業へ入社した場合、「郷には入れば郷に従う」ということわざがあるように、いかなる年齢であっても新しい環境・作業内容に順応する姿勢でいなくてはなりません。つまり、これまでの経験やスキルを活かそうとし過ぎることで、書類選考時、または面接時などに「社風に合わない」と判断されている可能性があるのです。これまでのあなたの面接時の姿勢や取り組みを今一度振り返って考えてみましょう。

自己分析が乏しくミスマッチな企業に転職している

収入を得なければならないと必死になるあまり、手当たり次第に応募している節はありませんか?前述したように、50歳の転職では、マネジメント力や順応力、即戦力がカギとなります。手当たり次第に応募をしていても、あなたと企業の双方にメリットを見いだせなければ、採用はおろか書類選考の段階で不採用は確定します。働かなくてはならない環境であったとしても、まずは企業リサーチ・自己分析は怠らないことが重要です。

50歳でも転職を成功に導く秘訣

50歳の転職が困難である理由には、企業側だけでなく自分にも原因がある可能性が理解できたかと思います。ここでは、それらの理由を元に、転職を成功させるための秘訣についてご紹介します。上から順に取り入れていくことで、これまでよりもスムーズに採用へと近づきやすくなりますから、さっそく読み進めていきましょう。

転職の目的・譲れない条件を明確にする

転職を成功へ導くためには、まず、転職する目的・譲れない条件を明確に洗い出すことが大切です。在職中の方の場合なら、なぜ転職率が厳しいこの年齢で転職を考えるようになったのか理由をリスト化してみましょう。そのあと転職をする目的を明確に洗い出し、転職することで改善できるか検討します。人間関係や仕事のボリュームが理由で転職を考えているのなら、困難な状態で転職をせずとも改善できる見込みがあります。一方、現職よりも魅力的な職種を見つけた場合や働きたいと感じた企業が見つかった場合などは、企業の求める人材であるかを自己分析しましょう。その結果、転職活動をしてまでも働きたい企業であるかどうかが明確になります。また、転職においては譲れない条件も設けることがポイントです。「マイホームがあるため転勤のない企業を探す」であったり、子育てをしていることから「福利厚生が充実している企業を探したい」などであったり、いくつかの妥協できない条件があるはずです。そのなかでも絶対曲げたくない条件をピックアップし、それらをもとに企業を探すことも重要です。

志望動機の書き方に独自性を取り入れる

転職活動では、どの年代でも面接へと移る前に書類選考という大きな壁が待ち受けています。書類選考では、これまでの経歴や職歴はもちろん、志望動機などについても細かくチェックしています。そのため、どこの企業にも提出していると予想されるような

  • 企業理念に同調した
  • 働き方に納得した
  • これまでの職種にないほどの高待遇
  • 経験を活かしたいから
  • リストラに遭ったから

などの一般的な内容やネガティブな内容は厳禁です。なかでも待遇面や企業理念の同調は企業の上澄みだけを見て応募していることが明らかであるため即不採用となります。書類を書く際は50歳を強みとできるようなポジティブな内容、そして企業をしっかりリサーチしたうえで応募したことが一目でわかるような具体性を重視して作成しましょう。

あらゆる手段を用いて幅広く職種を探す

50歳の転職活動を格段に効率よく行いたい場合は、自分に最適な求人情報を得ることが大切です。そのためには以下4つの方法があります。

転職エージェントを活用する

転職エージェントは企業と応募者をつなぐキャリアアドバイザーが、応募者の希望に合わせて企業を提案するシステムです。なかには企業からのスカウトや、企業側に応募者を打診するシステムなどもあるため、優秀な人材であればあるほどスカウト率、打診率がアップします。また、書類の添削などもあるため、これまでの転職活動をより効率的に的確にサポートします。企業との連絡もキャリアアドバイザーが行うことがほとんどですから、転職活動におけるたくさんの作業をひとりで担う心配もありません。採用が決まるとお祝い金の出る転職エージェントなどもあり、細かい出費が重なる転職活動にはうれしいサービスが満載です。

企業へ直接応募

これまで得た経験や保有するスキルに圧倒的な自信を持っているのであれば、興味のある企業へ直接応募する方法があります。企業にはそれぞれ公式サイトを設けていることが一般的であるため、メールなどを使って応募することも可能です。万が一求人に関するリンクがなくても、「お問い合わせ」のリンクから求人を行っていないか質問のメールを送ったり、企業の電話番号に直接電話を掛けて問い合わせたりしても良いでしょう。

まとめ

転職活動を進めるうえで一番大切なことは、企業と自分の双方がメリットになるかを検討することです。応募する側としては福利厚生などの企業制度や待遇について目がいってしまうもの。しかし、企業からすれば応募者と同じようにスキルや能力に目がいくものなのです。つまり、あなたが転職先に高い条件を持っていればいるほど、あなたも企業から高い条件を課せられるということ。これまでの転職活動が失敗に終わってしまった方も、これから転職をしようと考えている方も、

  1. 50歳の転職はスタートラインからいばらの道であること
  2. それを踏まえた上で譲れない条件、転職の目的を明らかにすること
  3. 条件に見合った人材であること

の3つに留意して転職活動を進めていきましょう。

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