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エクセル(Excel)で連番を振る方法|簡単・便利な関数の使い方を解説

ビジネスシーンでエクセルを使うと、表を作成する機会が多くあります。特に見出し番号が1、2、3と続く連番は視認性向上のために必要な要素です。連番を振る際は手作業でも構いませんが、できるだけ効率化したいですよね。

この記事では、簡単に連番を振る方法を解説します。これまで連番の振り方に悩んでいた方は、ぜひ参考にしてください。

エクセルで連番を振る方法

連番とは、1、2、3、4、5といった連続する数字のことを指します。特にリストを作成する際は、リスト番号がないと視認性が落ちるので、連番が重要です。ここでは下記6つの方法を解説します。

・手打ち入力してオートフィル

・前のセルに+1してオートフィル

・フィルから連続データの作成をクリック

・ROW(ロー)関数を使う

・COLUMN(カラム)関数を使う

・SEQUENCE(シーケンス)関数を使う

手打ち入力してオートフィル

手打ち入力してオートフィルする手順は最も簡単な方法です。A1セルをスタート地点として、上から順に1、2と入力します。A1セルとA2セルを範囲選択したら、右下の四角にマウスカーソルを合わせて任意の行までドラッグしましょう。

簡単に連番を振れる一方で、連番が多いとオートフィルが大変です。20個以上連番を振りたい時は、フィルから「連続データの作成」を使う方がおすすめです。

前のセルに+1する

A1セルに1を入力して、A2セルに「=A1+1」という数式を記入してみましょう。1+1で2と表示されます。A2セルから下方向にオートフィルをかけると連番を振れます。この方法でも手打ち入力してオートフィルをかけられますが、あまりにも多い連番を振る場合は、フィルから「連続データの作成」がおすすめです。

フィルから連続データの作成をクリック

A1セルに半角数字「1」を入力して、「ホームタブ」→「編集グループ」→「フィル」→「連続データの作成」という手順でクリックすると、連続データというダイアログボックスが表示されます。デフォルトで範囲が行、種類は加算になっているので、そのままの状態で、増分値1、停止値は100にしてみましょう。

1から100までの値が同じ行に連番が振られていきます。行ごとに連番を振られるのではなく、同じ行に連番が振られるので、注意しましょう。

一方範囲を列にすると、1から100までの値が同じ列に連番が振られていきます。列ごとに連番を振られるのではなく、同じ列に連番が振られるので、注意しましょう。

縦方向に連番を振るならROW(ロー)関数を使う

ROW(ロー)関数は、数式を入力したセルに基づく行番号を出力する関数です。A1セルに「=ROW()」と入力すると1行目を指す「1」が表示されます。関数と聞くと、引数という難しい要素があるため、苦手意識を抱く方は多いかもしれません。しかし、ROW関数の仕組みはいたってシンプルで、簡単に扱える関数なので安心してください。

ROW関数が簡単だと言われる理由は、引数の有無に関係なく正常に動くからです。該当する行番号を出力するだけであれば、かっこの中に引数を記入する必要はありません。引数にセル番地を指定すれば、そのセルが該当する行数を取得できます。

ROW関数の数式

引数なしのROW関数は下記のような数式をセルに入力します。

=ROW()

例えば、A2セルに「=ROW()」と入力すれば2行目を指す「2」が表示されます。これが引数なしの出力結果です。

一方、かっこの中に引数を指定すると、指定したセル番地の行数が表示されます。下記のような数式を入力すると、どのように表示されるでしょうか?

=ROW(C5)

出力結果は「5」です。ROW関数で引数を指定すると、どのセルに数式を入力しても引数で指定したセル番地の行数が表示されます。オートフィルを任意の行までドラッグすると、連番が振られます。

横方向に連番を振るならCOLUMN(カラム)関数を使う

ROW関数は、該当する行数を表示する関数です。ということは列の数を表示する関数もあります。それがCOLUMN(カラム・コラム)関数です。基本的にCOLUMN関数はROW関数と同様の使い方をします。

COLUMN(カラム)関数の数式は下記のようになります。

=COLUMN()

A2セルに=COLUMN()と入力すれば1列目を指す「1」が表示されます。これが引数なしの出力結果です。

一方、かっこの中にセル番地を指定すると、指定したセルの列数が表示されます。例えば、「=COLUMN(E4)」と入力すると、5列目を指す「5」が表示されます。

ROW関数・COLUMN関数でエラーが出た時の対処法

ここでは、ROW関数・COLUMN関数えエラーが発生した時の対処法を解説します。エラー表示が直らない場合は、ぜひ参考にしてください。

#VALUE!エラー

関数や数式が間違っている時に、表示されるエラーです。セル番地が正しく入力されてないとこのエラーが出ます。

#N/A

数式で示したセルの内容を参照できない時に出るエラーです。かっこ内のセルにマイナス等の文字列が含まれてしまうと、適切に表示できなくなります。

#ERROR!

=ROWA()という風に、関数の書き方を間違えてしまうと出るエラーです。ただ、基本はイコール(=)から入力し始めると、予測でROW関数は出てくるので、誤った数式をコピーしてこない限りは、このエラーが出ることはないでしょう。

SEQUENCE(シーケンス)関数を使う

複数行・複数列に連番を振りたい場合は、SEQUENCE(シーケンス)関数を使いましょう。SEQUENCE関数の数式は、行数と列数を指定します。例えば行数を2、列を7に指定したら上記の画像のように連番を振れます。SEQUENCE関数を使う際は、引数を自由に設定してみましょう。

表を作成するなら罫線を設定しよう

上記の表を見ていただければわかりやすいですが、連番を利用して表を作成する場合は、罫線を付けた方が視認性が向上します。簡単に設定できるので、罫線の付け方は、ぜひ覚えておきましょう。

意外と簡単な罫線を引く方法

まずは罫線を引きたいセルの範囲を選択します。「ホームタブ」の「フォントメニュー」から四角マークの「罫線▼」をクリックして、リストの中央にある「格子」を選んでみましょう。格子状に罫線が引かれます。この格子状の罫線は、基本的な形で、よく使われる罫線です。

罫線は任意のスタイルにカスタマイズできる

罫線の位置や太さ、種類は自由にカスタマイズできます。下記の表では、罫線で設定できる項目や、すでにテンプレートとして用意されている罫線の種類をまとめました。

罫線の種類特徴
下罫線選択範囲の最下部に罫線を引く
上罫線選択範囲の最上部に罫線を引く
左罫線選択範囲の最左部に罫線を引く
右罫線選択範囲の最右部に罫線を引く
枠なし選択範囲にかかっている罫線を外す
格子格子常にセルに罫線を引く
外枠選択範囲の周囲に罫線を引く
太い外枠選択範囲の周囲に太い罫線を引く
下二重罫線選択範囲の最下部に二重の罫線を引く
下太罫線選択範囲の最下部に太い罫線を引く
上罫線+下罫線選択範囲の最上部と最下部に罫線を引く
上罫線+下太罫線選択範囲の最上部に罫線、最下部に太い罫線を引く
上罫線+下二重罫線選択範囲の最上部に罫線、最下部に二重の罫線を引く
カスタマイズ特徴
罫線の作成マウスで範囲を選択して外周の罫線を引く
罫線グリッドの作成マウスで範囲を選択して格子状に罫線を引く
罫線の削除設定した罫線を削除する
線の色罫線の色を自由に設定する
線のスタイル罫線の種類を変更する(通常や太線、点線、二重線など)
その他の罫線線のスタイル、色、縦、横、斜めの書式を自由に配置できる

罫線を引くときのポイント5選

罫線は選択範囲を見やすくする一方で、表示形式を設定する関係上、セルの中身をback spaceやdeleteキーで消しただけでは修正ができません。また、罫線が引いてあるセルをコピー&ペーストする際は、書式までコピーしてしまって、貼り付け先のセルにも罫線が貼り付けられてしまいます。貼り付け先にも罫線が引かれていると、表のレイアウトが崩れてしまう場合があります。

時間をかけて作成した罫線のレイアウトが崩れて戻せなくなってしまうのは、大変な事態です。ここでは、罫線を引く際のポイントを5つ解説します。

基本はシンプルな罫線を引く

罫線はシンプルな格子だけでも、十分視認性を上げられます。せっかく表のデザインを考えて凝りたい気持ちはわかりますが、本来優先すべきは中身のデータです。ミスの無いよう、正しい内容を記載しましょう。時間が余っていない限りは、シンプルな罫線を使うのがおすすめです。格子状の罫線であれば、ボタンをクリックしただけで簡単に作成できるので、作業効率を上げられます。

デザインの凝った罫線は最後に引く

時間をかけて凝った罫線を引いてしまうと、セルの挿入・削除、ミスが判明した時のやり直し作業が大変です。四角形であれば割と修正は簡単ですが、セルが1つ2つはみ出すような歪な表の形では、1から罫線を引き直さなければなりません。必ず表の中身が完成してから罫線を引きましょう。

他のセルにコピ&ペーストする際は罫線なし貼り付けが便利

表に罫線を引いた後、表の中のセルをコピーして別のセルやシートへ貼り付けると、コピー元の罫線が一緒に貼り付けられてしまいます。セルの中身だけをコピー&ペーストしたい場合は不便です。

このような場合は、貼り付けた後にセルの右側に表示される「貼り付けオプション」から「罫線なし」を選択しましょう。「罫線なし」を選択すると、罫線を外してセルの中身だけを貼り付けられます。

テーブル機能を使うと大幅に時間短縮できる

エクセルにはテーブル機能というさまざまな色、太さのテンプレートが用意されています。「ホーム」タブ→「スタイル」→「テーブルとして書式設定」を選択すると表示される項目で、既存のレイアウトを反映させられます。数多くのテンプレートが用意されているため、表のデザインに悩んだ場合や、考える時間がない場合は、ぜひテーブル機能を選択してみましょう。

太線外枠は1番最後に引く

表の外枠を太線にする場合は、1番最後に設定しましょう。罫線の設定は、常に上書きをしてしまうので、せっかく外枠を太線に設定しても、後から表全体を選んで格子の罫線を設定してしまうと太線が消えてしまいます。

まとめ

エクセル(Excel)で連番を振る際は、下記6つの方法を活用しましょう。

・手打ち入力してオートフィル

・前のセルに+1してオートフィル

・フィルから連続データの作成をクリック

・ROW(ロー)関数を使う

・COLUMN(カラム)関数を使う

・SEQUENCE(シーケンス)関数を使う

オートフィルやROW関数は便利ですが、余りにも多くの連番を振ることには向いていないため、そのような場合は、フィル機能を使って連続データを作成するのがおすすめです。

また、ROW関数は行数を表示する関数で、COLUMN関数は列数を表示する関数です。ROW関数の使い方を知っていれば、COLUMN関数も使えるので、どちらか一方の使い方をマスターしましょう。