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【履歴書】学歴・職歴欄の「現在に至る」「以上」はどんな意味?正しい使い方を解説

履歴書の学歴や職歴欄を書く際に、「現在に至る」「以上」といった言葉を見る機会が多々あります。決して難しい意味ではなく、使い方を覚えてしまえば、ルールに則った適切な履歴書を作成できます。この記事では、「現在に至る」「以上」の意味と、正しい使い方を解説します。これから就職活動や転職活動を控えている方は、ぜひ参考にしてください。

「現在に至る」・「以上」はどんな意味?

履歴書の学歴欄・職歴欄には、あなたのこれまでの学歴や、職歴(業務内容)を、年月もあわせて記入することになります。「現在に至る」と「以上」は、これ以上学歴と職歴に先がないことを表す役割を持つ言葉です。この言葉が無いと、採用担当者は「この人の学歴(職歴)はどこで終わっているのだ」と頭を悩ませてしまう可能性があります。

「現在に至る」と「以上」では、似たような意味に捉えらえますが、ケースによって使い分けなければなりません。

「現在に至る」は在職中にのみ使える

他社に在職しながら転職活動を行っている場合は、「現在に至る」を記載します。文字通り、「今はこの状態にある」ことを指しているため、「2015年 株式会社〇〇 入社」と記載した行の1段下に「現在に至る」と記入すると、この会社の〇〇部で働いている人なのだとわかります。

すでに退職している方は「現在に至る」ではなく、「以上」という言葉を使います。「一身上の都合により退職」という文言の下に、「現在に至る」というフレーズを付けてしまうと、フリーター期間を強調しているように捉えられる可能性があります。

「以上」は離職中、在職中どちらも使える

すでに会社を辞めている場合は、「以上」を使いましょう。「以上」とは、これ以上先の経歴が無いことを表す言葉です。経歴に変化が無いため、離職中の場合も、在職中の場合も、以上という言葉が使えます。これ以上先に経歴が無いことを指すため、当然この先に経歴を記載することはできません。ペンで学歴・職歴を記載する際は、全ての経歴を記載できたかチェックしてから「以上」と記載しましょう。

また、以上には書き漏れと思われることを防ぐ役割も持っています。そのため、「現在に至る」と書いた後でも、以上を1段下に追記することで、より採用担当者が見やすい履歴書を作成できます。

「現在に至る」と「以上」の書き方

「現在に至る」と「以上」では、どちらも学歴・職歴欄の最終行の1つ下に書きますが、記載する位置が異なります。現在に至るは右寄せで、以上は左寄せで書きます。また、「現在に至る」は「以上」とセットで使うので、現在に至るを記載した次の行に以上を書きます。

書けるスペースがない場合

学歴と職歴が多く、次の行がない場合は、最終行の右に以上と書きましょう。以上は在職中・離職中どちらにも対応できるため、書けるスペースがない場合に対応できます。「以上」だけでなく「現在に至る」を記載しても大丈夫です。

学歴・職歴
学歴
20163東京都立〇〇高等学校   卒業
20164△△大学文学部歴史学科 入学
20203△△大学文学部歴史学科 卒業
職歴
20204株式会社〇〇 入社
現在に至る                  以上

「現在に至る」と「以上」を書き忘れても選考に影響する可能性は低い

「現在に至る」と「以上」は採用担当者に、自身の学歴と職歴を適切に伝える役割があります。なくても意味は伝わるので、選考に影響する可能性は低いですが、マナーの部分になりますので、意識しておきましょう。

注意点としては、「現在に至る」や「以上」を記入しないと、在職中であることを伝えられず、すぐに働き始められる人材だと思われてしまうことです。面接を終えた次の月初めから働いてもらおうと採用担当者が考えているのに対して、応募者側は、まず退職の手続きから始めなければならず、致命的なタイムラグが発生します。

また、金融業界や、不動産業界のような規律を重要視する企業や、平均年齢が高く、年長者の多い企業に履歴書を提出する際は、書類作成時のルール・マナーは徹底的に守りましょう。

「現在に至る」・「以上」を書く際のポイント

ここでは、「現在に至る」・「以上」を書く際のポイントを解説します。書類選考通過の可能性を高めるために、最後までチェックしておくことをおすすめします。

入学・卒業年月は正しい情報を記載する

学校への入学・卒業年月や、入社、退社年月は正しい情報を書きましょう。うろ覚えの数字を記載すると虚偽の申告とみなされることがあります。虚偽の申告になると、採用の取り消しや解雇される可能性があります。

また、和暦と西暦どちらでも問題ありませんが、履歴書全体で統一しなければなりません。学歴と職歴欄が和暦なら、免許・資格も和暦で書きましょう。この表記の統一がなされていないと、採用担当者からの評価は下がります。

可能であれば退職予定日を書く

退職する予定日がわかっていれば、そちらも記入しておきましょう。企業としては、応募者がいつから働けるのかは気になるポイントです。退職予定日がはっきりしていれば、その分スケジュールも立てやすくなります。

「現在に至る」は最新の情報を書く

ワードやGoogleドキュメントを使って作成した、電子データの履歴書を送っている場合は、定期的に情報の更新をしましょう。職歴には異動や役職の昇格についても書かなければなりません。いつまでも古い情報のままでは、せっかく昇格してもアピールできません。また、異動したことを書かないと、何か問題があって異動になったのではないかと疑われてしまいます。応募者側に決して隠す意図がなくても、バレた際に弁明するのが大変なので注意しましょう。

自身の所属や役職に関しては、採用担当者が履歴書を見る時にあわせて記載しましょう。

学歴・職歴欄を記入する際の注意点

ここでは、学歴と職歴を書く際によくありがちな疑問と回答をまとめています。履歴書を書く上で

わからないことがあれば、ぜひ参考にしてください。

無職の場合、派遣・アルバイトは書く?

派遣・アルバイトの履歴は書いた方が良いのか、迷う方は多いですが、短期間でも応募先企業の業務に関連性があれば書くべきです。全くの未経験よりも、非正規労働でも経験があることをアピールしたほうが良いです。

また、長い間正規社員として働いていない期間が続いていると、書類選考の時点で「無職期間が長く、何か問題を抱えているのではないか」と思われてしまいます。それを防ぐためにも、派遣・アルバイト期間は書きましょう。

長い間離職していた場合はどう書く?

介護のような家庭の事情、留学のような個人的な事情で一定期間離職する方は一定数います。再び就職活動を始める際に、離職期間が長い理由が不明だと敬遠されてしまう可能性があるため、理由を記載しておきましょう。

理由を記載する場合は下記のように記載しましょう。

学歴・職歴
学歴
20163東京都立〇〇高等学校   卒業
20164△△大学文学部歴史学科 入学
20203△△大学文学部歴史学科 卒業
職歴
20204株式会社〇〇 入社
親の介護に伴い退職。その後2021年12月まで介護に従事
現在に至る                  以上

フリーランスから転職活動を行う場合

これまで通り学歴を記入し、職歴欄には退職後から現在まで何をしていたのかを詳しく記載しましょう。まずはフリーランスとして活動し始めた年月を記載し、活動内容をその下に記載します。

職業欄の最後には以上だけではなく、「現在に至る」と記載するのがおすすめです。

▼記入例

学歴・職歴
学歴
職歴
20124株式会社〇〇 入社
20163一身上の都合により退職
20164フリーランスのライターとして活動
業務委託として株式会社〇〇に従事「ビジネス系のコンテンツを執筆」
現在に至る
以上

職業訓練校へ通った場合

就職活動や転職活動を有利に進めるためのスキル・知識を得るために、職業訓練校へ通う方も一定数います。職業訓練校に通っていた時期に関しては、学歴欄ではなく、職歴欄に書きましょう。学歴欄に記載できるのは学校教育法で定められた教育機関だけです。(幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校)基本的に高校と大学になります。

職業を得るためという目的があるため、職業訓練校への入校時期と終校時期は、職歴欄に書きましょう。

▼記入例

学歴・職歴
学歴
職歴
20124株式会社〇〇 入社
20163一身上の都合により退職
20164〇〇職業訓練校 〇〇科 入校
〇〇職業訓練校 〇〇科 終了
現在に至る
以上

職歴のない新卒就活者の場合

履歴書のフォーマットによっては、新卒就活をする学生の方でも職歴欄があるものを書くことがあります。学生の場合は正社員としての実務経験がないため、職歴欄には左端に「なし」と記載しましょう。よくアルバイト歴を書いてしまうことがありますが、職歴は正社員としての実務経験を指すため、自由記入欄にアルバイト歴を書きましょう。

インターン経験をアピールしたい場合は、職歴ではなく、自己PRや自由記入欄にその旨を書きましょう。

▼記入例

学歴・職歴
学歴
20163東京都立〇〇高等学校   卒業
20164△△大学文学部歴史学科 入学
20203△△大学文学部歴史学科 卒業
職歴
なし

学歴は学校名・学部・学科を省略しない

学歴を記載する際は、学校名・学部・学科を省略せず、正式名称を書きましょう。長くなっても採用担当者が知りたいのは正確な情報です。学科名まで書くことで、応募者が学生時代に何を勉強してきたのかが把握しやすくなります。1行で収まるように、シャープペンシルや鉛筆で下書きをして、文字のサイズを調整しましょう。

また、忘れがちなのが高校の表記です。正しくは高等学校なので、記載する際は必ず意識することをおすすめします。

新卒就活の場合は、職歴欄に書くことがないため、中学卒業から書くのが一般的です。大学へ入学した年月を書いたら、その次の段には「在学中」と書くのではなく、「〇〇年 〇〇月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み」と記載しましょう。大学院の場合は卒業ではなく、「修了見込み」にします。

中途採用に応募する場合は、ある程度職歴に記載することが増えるため、高等学校卒業から学歴を書きましょう。

退社ではなく退職と記載する

職歴に退職した旨を書く際は、退社を用いるのはNGです。「定時退社」という言葉があるように、退社は、業務を終えて会社を出ることを指します。似たような表現で難しいところではありますが、退職と表記するようにしましょう。

まとめ

履歴書の学歴・職歴を書くときに使う「現在に至る」と「以上」は、どちらも経歴を締めくくる表現として使われます。ただし、「現在に至る」は在職中のみ、「以上」は、離職中・在職中どちらでも使える表現です。この違いを理解していないと、誤った使い方をしてしまって、書類選考で不利になる可能性があります。

また、「現在に至る」と「以上」は、学歴・職歴を書き忘れても選考が不利になる可能性は低いですが、場合によっては採用担当者からの評価を低くしてしまう可能性があります。特に不動産や金融といった、書類作成のルールが厳格な業界は細かくチェックされることがあるため、必ず書き漏れがないか確認しておきましょう。

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